みなさんこんにちは小市民投資家のNAOMARUです🐽
今回は新興国市場のインデックスと連動したETF「VWO」について解説していきたいと思います。

「VWO」は新興国の株式をメインにしたETFだよ🐽
エマージングマーケット(新興国市場)には、成長が期待される国や企業が数多く存在します。
特にインドは人口増加と先進国化が進んでおり「第三の大国」を目指す勢いです。
またブラジルやアフリカなどはネクストフロンティアとして投資の目が向きつつあります。
これらのエマージングマーケットに投資できるETF、VWO(Vanguard FTSE Emerging Markets ETF)はとても魅力的ですね。
この記事では、VWOの概要や特徴、おすすめポイント、そしてリスクについて説明するので是非最後までご覧ください。
- VWOの特徴
- VWOのおすすめポイント
- VWOに投資するうえでのリスク
エマージングマーケットへのアクセス – VWO バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETFを徹底解説

VWOの概要
VWOは、バンガードが提供するエマージングマーケットに投資するためのETFです。
このETFの目的は、FTSE Emerging Markets All Cap China A Inclusion Indexに連動する投資成果を目指しており、この指数は、エマージングマーケットの大型、中型、小型株を総合的にカバーしています。
ETF銘柄名称 | Vanguard Emerging Markets Stock Index Fund ETF | 連動指数 | FTSE EM All Cap China A Inc NT (US RIC) TR |
---|---|---|---|
投資地域・資産クラス | 新興諸国・株式 | 通貨 | 米ドル |
52週高値 | 43.2150 | 直近分配金 | 0.2267USドル | |
---|---|---|---|---|
52週安値 | 34.8801 | 直近分配金の権利落日 | 2023/06/20 | |
基準価額(2023/06/21) | 40.82USドル | 直近分配金の現地支払日 | 2023/06/23 | |
純資産総額(2023/05/31) | 69,970.29百万USドル | 分配金利回り | 3.48% | |
設定日 | 2005/03/04 | 分配金回数/年 | 4 | |
経費率 | 0.08% |
組入上位銘柄
順位 | 銘柄名 | 比率 |
---|---|---|
1 | TAIWAN SEMICONDUCTOR MANUFACTURING CO LTD ORD | 4.69% |
2 | TENCENT HOLDINGS LTD ORD | 3.73% |
3 | VANGUARD MARKET LIQUIDITY FUND | 3.17% |
4 | ALIBABA GROUP HOLDING LTD ORD | 2.17% |
5 | RELIANCE INDUSTRIES LTD ORD | 1.35% |
現在の株価
VWOの特徴
それではVWOの主な特徴をご説明します。
- ダイバーシフィケーション VWOは、中国、インド、ブラジル、台湾、南アフリカなど、多くのエマージングマーケット国に投資しています。これにより、単一の国やセクターに依存しない広範なリスク分散が可能になっています。特に新興国は政治的なリスクが高い国が多いため様々な国に分散する事がとても重要になります。
- 低コスト バンガードは、低コストのインデックス投資で有名です。VWOも例外ではなく、経費率が非常に低いことが大きな魅力となっています。現在の経費率は0.08%です。
- 流動性 VWOは、アメリカの主要な取引所で上場しており、取引が容易で流動性が高いです。投資家は、市場が開いている間にいつでも売買が可能です。純資産総額も69,970.29百万USドルと日本の投資信託とは比べ物にならないくらいの規模であり、売りたい時に売れないという事はまずないでしょう。
新興国株はリスクを伴う投資なので、多くの銘柄に分散投資してくれると安心して保有できますね。
おすすめポイント

ここでは新興国株の魅力を説明するよ🐽
- 成長の潜在性: 新興国は経済成長が高く、人口増加や技術の発展により様々な成長機会が存在します。投資家は、これらの成長潜在性を追い求めることで、より高いリターンを期待することができます。
- ダイバーシフィケーションの追加: 新興国銘柄への投資は、既存の投資ポートフォリオにダイバーシフィケーションの要素を追加することができます。新興国経済は、先進国とは異なる市場要因や経済サイクルに影響を受けるため、新興国銘柄は既存の投資とは相関しない可能性があります。
- グローバルポートフォリオのバランス: 新興国への投資は、グローバルなポートフォリオのバランスを取る上で重要です。新興国の経済成長が旺盛である場合、新興国銘柄への投資によってポートフォリオのリターンを向上させることができます。
- グローバルなメガトレンドへの露出: 新興国は、人口増加や都市化、技術革新など、グローバルなメガトレンドの中心に位置しています。これらのトレンドに関連する企業や産業への投資によって、将来的な成長を享受することができます。
これを書くと全世界株式でもいいのではないか?と思うかもしれません、しかし全世界株式(オルカン)はリバランスや配分比率などお任せになってしまうので、新興国銘柄が上昇していたとしても十分にその利益を享受できないかもしれません。
その点、新興国と先進国のバランスを自分で調整できる状態であれば、より選択の幅が広がりチャンスを取りに行けるのです。
リスクについて

このように今後の成長性に期待が出来る新興国マーケットですが、新興国株にはそれなりにリスクがあります。
下記にそのリスクを上げたので理解した上で投資判断をお願いします。
エマージングマーケットには、政治的不安定性や規制変更のリスクが伴います。これらのリスクが投資パフォーマンスに影響を与える可能性があります。
政治的リスク
- 政治的不安定性: 新興国は政治的に不安定な状況にあることがあります。政府の変更、内戦、テロ活動などの要因によって、投資環境が不安定化する可能性があります。
- 法的・規制上のリスク: 一部の新興国では、法的・規制上の不確実性や不透明性が存在します。法律や規制の変更、知的財産権の保護の欠如などが投資に影響を及ぼすことがあります。
- 財政的リスク: 新興国の財政状況は安定していない場合があります。政府の財政赤字や債務問題が投資環境に悪影響を与える可能性があります。
経済的リスク
- 経済成長の不確実性: 新興国の経済成長は一般的に高いものの、その持続性には不確実性があります。内外の要因によって経済成長が鈍化する可能性や、景気循環の影響を受ける可能性があります。
- 通貨リスク: 新興国の通貨は一般的に不安定であり、為替リスクが存在します。為替レートの変動によって、投資の価値が上下する可能性があります。
- 金利変動リスク: 新興国では、金利の変動が投資に影響を及ぼすことがあります。政府の金融政策やインフレ率の変動によって、利回りや債券価格が変動する可能性があります。
市場の変動性 エマージングマーケットは、先進国市場に比べて変動性が高いことが一般的です。そのため、短期的な価格変動に対する耐性が必要となります。
地政学や経済的なリスクは米国で上場しているETFであるVWOを持っている投資家に直接的な影響があるわけではありませんが、株価の変動に大きく寄与部分ではあるので、注意する必要があります。
まとめ
VWOは、エマージングマーケットへのアクセスを提供する魅力的なETFです。
その低コスト、高い流動性、ダイバーシフィケーション効果などの特徴が、多くの投資家にとって魅力的であることは間違いありません。ただし、エマージングマーケットにはリスクも伴うため、投資判断を行う際には慎重に検討する必要があります。
VWOを含めたポートフォリオ構築を検討する際には、個人の投資目的やリスク許容度に応じて、適切な資産配分を見つけてください。
また、投資のリスクを最小限に抑えるためにも、定期的なリバランスや投資の見直しを行うことが重要です。VWOを利用して、エマージングマーケットの成長を取り込みながら、バランスの取れたポートフォリオを目指しましょう

Money grow up!
コメント