【SOXL】爆益7,000%以上⁉半導体指数レバレッジETFとは?

銘柄紹介

みなさんこんにちは小市民投資家のNAOMARUです!

私は基本的にコア資産でコツコツと資産形成しているタイプですが、サテライト戦略として高配当ETFやレバレッジ投資へ少しアクティブ運用しています。

いままではTECLでちょいちょい「セルフ分配金」という方法でお金を稼いでいたんですが…

※セルフ分配金の方法はなかなかリスクを抑えてお金がもらえるので割と重宝しています。

詳しくはこちら☟

そのお金が少したまってきたのでもうちょっと荒々しいSOXLにも資金を投入しています。

そのSOXLとはなんとTECLをも凌ぐ荒っぽさで設定来設定当初は0.6ドル程度の株価はコロナ禍を経て、上がりに上がり上昇幅は約47ドル(なんと⁉+7,318%)という化け物級ETFです。

今回はそんなSOXLを紹介しつつどんな投資法を試していきたいかもお伝えします。

言うまでもなく、あくまでサテライトだという事をお忘れなく。

この記事でわかる事
  • SOXLの商品詳細
  • レバレッジ投資のメリット・デメリット
  • SOXLへの投資戦略

※この記事では特定の銘柄を紹介していますが、投資には必ず元本割れのリスクがありますので自己責任でお願いします。

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【SOXL】爆益7,000%以上⁉半導体指数レバレッジETFとは?

SOXLとは

SOXLとは半導体指数【ICE Semiconductor Index】の日々の株価の3倍の値動きを目指す投資商品です。

【ICE Semiconductor Index】…ICE半導体指数は、フィラデルフィア半導体株指数と似ていて、組入銘柄数は30銘柄で、対象はニューヨーク証券取引所、シカゴオプション取引所、アメリカ証券取引所、ナスダックです。

半導体の製造や流通、販売などを手掛ける30銘柄で構成されていて半導体企業の株価が上昇すると半導体指数も高くなり、一般的に世の中の景気が良いと判断されます。

ダウ平均と同じく30銘柄程度で、さらに半導体に絞っていることから値動きは元指数だけでも激しくなります。

それを3倍のレバレッジをかけているので、それはそれは激しい値動きをします。

SOXLDirexion Daily Semiconductor Bull 3X Shares
日本語社名 Direxsionデイリー半導体株ブル3倍ETF
国籍アメリカ合衆国
HPhttp://www.direxion.com/products/direxion-daily-semiconductor-bull-3x-etf
対象インデックスICE半導体指数
設定日2010/11/03
乖離率52週平均0.08%
経費率0.95%
トータルリターン78.08% ※直近5年
分配利回り0.13%(年1回)
純資産総額 4,281.30 (百万USD) ※2021/10/29
運用会社Direxion

運用会社はDirexsion社でここは「TECL」や「SPXL」などレバレッジを効かせた商品を多く取り揃えており、SOXL以外にもバラエティに富んだ商品が多いです。

サテライトとして自分のポートフォリオにスパイスを効かせるには持ってこいの会社です。

Direxsion社のその他の商品もご紹介しておきます。

ティッカー名前内容
WEBLDaily Dow Jones Internet Bull 3X Sharesインターネットセクターに3倍のレバレッジを掛けた商品。代表的銘柄「Amazon」「Facebook」「アルファベット」
CURE
Daily Healthcare Bull 3X Shares
ヘルスケアセクターに3倍のレバレッジを掛けた商品。代表銘柄「Johnson&Johnson」「ファイザー」「ダナハー」
TECLDaily Technology Bull 3X Sharesテクノロジーセクターに3倍のレバレッジを掛けた商品。代表銘柄「アップル」「マイクロソフト」「アドビ」
SPXLDaily S&P 500® Bull3X SharesS&P500指数に3倍のレバレッジを掛けた商品。代表銘柄「アップル」「アルファベット」「テスラ」
TNADaily Small Cap Bull 3X Sharesラッセル2,000指数に3倍のレバレッジを掛けた商品。代表銘柄「AMC」「Crocs」「Tetra Tech」

構成銘柄

次にSOXLの構成銘柄です。ICE半導体指数と連動を目指すため銘柄はほとんど変わりません。

引用:Bloomberg

エヌディビアやクアルコム、インテルといった半導体大手が名を連ねています。

半導体はハイテクとセットで成長する今後が期待できる産業です。個別株で購入するのも良いですが、難しい外国株の決算書を読み解くよりもETFでまとめ買いするほうが簡単で分散も効いています。

ちなみに3倍のレバレッジを掛けないでICE半導体指数に連動したETF「SOXX」というのも存在します。

長期的に投資するならばそちらの方がまだ安定して運用できます。

株価推移

次に株価の推移を見てみます直近5年間のパフォーマンスは次の通りです。

引用:TradingView

2020年のコロナ需要に合わせて一気に値を上げていますが、それ以前の動きはかなりレンジ相場が続いています。

コロナ後の2021年からも大きな上下動の激しいレンジ相場です。

半導体指数と連動性の高いテクノロジーセクターのレバレッジ商品TECLとの直近1年間の価格推移を比較した表を見てみるとその上下動の激しさがわかります。

引用:Bloomberg

オレンジがSOXLで青がTECLです。

TECLの方が上下動の動きが小さく上昇しているのに対し、SOXLは大きなレンジ相場を続けながら上昇していますね。

半導体指数は半導体の供給量や価格でかなり影響してきますので、コロナ後の半導体需要と供給のひっ迫で株価を上げきれず大きくレンジ相場となったと思われます。

しかし、半導体需要を見越して供給の強化が進むにつれて半導体の流通が健全化されればさらに上昇していくと思われるセクターです。

特にこれからの時代、IOTや5G、自動運転など様々な分野でテクノロジーが進み半導体は必要不可欠なものとなっていきます。

テクノロジーの発展と共に需要が伸びる産業であるので、期待できるETFとなっています。

上記で紹介したTECLやWEBLといったテクノロジー・通信セクターと相性がいい商品だと考えます。

SOXLのリターンの高さ

SOXLは今勢いのある半導体セクターに3倍レバレッジを掛けているためかなりのリターンをたたき出しています。

冒頭でお伝えした通り設定来からのリターンは +7,318% 、直近のリターンを見ても

3カ月トータルリターン3年トータルリターン5年トータルリターン
24.09%101.32%85.80%

とても驚異的なリターンをたたき出しています。3年のトータルリターンのところはコロナバブルで怪物級のリターンですが、今後も半導体の分野が落ちていくことは考えにくいでしょう。

それにしても5年で85%以上はとてつもないですね。

SOXLのリスク

SOXLのリスクはなんといってもその上下動の激しさです。

私もこの数カ月持ってみてわかったのですが、かなりの上下動の激しさがあります。

特に今年はコロナバブル後の大幅なレンジ相場だったので、大きく伸びるけども48~49$辺りで必ず頭打ちになり反発すると36$近辺まで急落するので20~30%の下落は常に覚悟が必要です。

このボラティリティの激しさに耐えれる人かどうかでこの商品に向いているかが決まります。

また、レンジ相場が多いというのも特徴です。

このレンジ相場はレバレッジETFにとっては徹底的な弱点になります。

レバレッジETFのデメリット

レバレッジETFの欠点に「逓減リスク」というものがあります。

逓減リスクとは同じ値で上下に上がったり下がったりすると徐々に価格が下がっていくというリスクです。

引用:大和証券「iFreeレバレッジNASDAQ100」

上記は別のレバレッジ商品「iFreeレバレッジNASDAQ100」ですが、わかりやすい説明なので引用させていただきました。

元指数が同じ10の動きをしたとしてもレバレッジはその値動きの2倍の値動きをするので、上昇する時は2倍上昇して120になります。ところが下落する時はその反動で120の力で下落するため100を割ってしまうのです。

さらに2倍の下落を食らうと値を元指数より減らしてしまうため上昇するには2倍以上の力が必要となってくるのです。

これがレバレッジETFがレンジ相場に弱い事、さらには長期投資に向かないといわれる理由です。

ではこんなレンジ相場の激しいSOXLはどのような投資戦略で挑めばいいのでしょうか?

RSIを使った投資戦略

考えられる方法の一つにRSIを使った投資戦略が考えられます。

RSIとは「Relative Strength Index」の頭文字をとった略語です。日本語に訳すと「相対力指数」になります。

これは簡単に言うと「買われすぎか、売られすぎか」を判断するために利用される指標です。

以下はSOXLのチャートとRSIを同時に表示した画像です。

引用:TradingView

下の折れ線グラフがRSIです。

この表では40%のところと70%のところに点線が入っていますが、大体70%を超えると買われすぎ、30%を下回ったら売られすぎと判断されます。

私の場合30%だとあまりにも回数が少なくなってしまうので40%にしています。

この表をみるとよくわかるのです数値70%を超えたところが大体株価の山だったり40%を下回ったところが底値だったりします。

私はこのRSIを使って40%を下回ったら買い増し、70%を超えたら上がった分だけ利確という方でコツコツ現金を稼いでいます。

あまり積み増ししてしまうと大暴落の時の元本の減り具合が半端ないので、元本が傷ついても問題ない程度に抑えてます。

冒頭でもお話した通りあくまで「サテライト戦略」です。

現物取引でおすすめの証券会社

SOXLはETFなので現物取引になります。

現物取引でおすすめなのは楽天証券もしくはSBI証券です。

SBI証券楽天証券
国内株式取引手数料10万円99円99円
50万円275円275円
100万円535円535円
米国株式取引手数料約定代金の0.45%約定代金の0.495%
投資信託本数2635本2672本
IPO実績2019年82社26社
2020年85社38社
単元未満株△(※)
取り扱い外国株9ヶ国6ヶ国

※買取請求のみ
※数値は2021年10月22日時点

どちらも取引手数料は業界最安値水準です。両社は特に意識しあっているのか手数料の価格競争が激しく利用者にとってはありがたいですね。

SBIは長い実績と経験で信頼性の高い証券会社、楽天証券はポイント支払いや他の楽天経済圏との連携など使いやすさで各々の特徴を出しています。

自分に合った証券会社を選んでみてください。

詳しくはこちら☟

SBI証券

楽天証券

CFDでは注意が必要

SOXLはCFDでも取引が可能です。

株式CFDを取り扱っているIG証券では、CFDでSOXLで買いポジションを持つことができます。

しかし、注意してほしいのは現在SOXLは新規売り停止銘柄となっています。

なのでレンジ相場に合わせてRSI-70%以上になったら「空売り」をするということができません。

あくまで買いのみとなりますので注意してください。※2021/11現在

今後SOXLのCFDでの取引が活発になったら売りも可能になるかもしれません。

まとめ

いかがだったでしょうか、かなりボラティリティの高いSOXLという商品をご紹介しました。

私もサテライトで運用していますが、精神力を鍛えるには持ってこいの銘柄ですね。

この価格変動に慣れるとほかのインデックスが物足りなくなってしまうかもしれません。お気をつけください。

では今回のまとめです。

  • SOXLはICE半導体指数の日々の動きに3倍のレバレッジを掛けた商品
  • かなりボラティリティが激しくレンジ相場がおおい
  • レバレッジ商品は「逓減リスク」によりレンジ相場に弱い
  • RSI 70%ー40%で「買われすぎ」「売られすぎ」を判断する
  • IG証券のCFDでは空売りできないので注意

何度も言いますが、私はあくまでサテライト運用です。TECLで儲かったお金をSOXLに回しているので、基本は余剰金です。

この余剰金が確保されてない状態でSOXLなどの高レバレッジ商品に投資することはおすすめしません!

なぜなら暴落時80%以上資金を溶かす可能性も全然あるからです。

必ず余剰資金を確保してから投資を行ってください。

MONEY GROW UP!

Written by NAOMARU

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