ウィズダムツリー インド株収益ファンド (EPI) – 成長市場での投資チャンス

銘柄紹介

みなさんこんにちは小市民投資家のNAOMARUです🐽

インドは今年中国の人口を抜き世界最多の国となりました。また急速な経済成長を遂げており、その市場がますます注目されるようになっています。

引用:BBC

そんな今後成長が期待されるインド市場に投資することが出来るETFが「EPI ウィズダムツリー インド株収益ファンド」です。

ウィズダムツリー インド株収益ファンド(EPI)は、インド株式市場に投資することを目的としたETFで、成長市場への投資チャンスを提供しています。

本記事では、EPIの魅力と特徴を詳しく解説します。

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ウィズダムツリー インド株収益ファンド (EPI) – 成長市場での投資チャンス

EPIの魅力と特徴

ウィズダムツリー インド株収益ファンド(EPI)には大きく分けて以下のような魅力があります。

  • インド市場の魅力
  • セクター分散
  • 分散投資効果
  • 魅力的な分配金利回り

これらの特徴は長期投資をしていくうえでとても重要な要素となってくるので、ポートフォリオに組み入れる場合は特に注目しておくとよいでしょう。

ウィンダムツリーとは

ウィズダムツリーは、株式、通貨、オルタナティブ商品など、世界各国の様々な資産クラスを投資対象とする独自のインデックスに基づくETF を多数ラインアップに揃えています。

市場価格ではなくファンダメンタルズに基づき配分を決定するファンダメンタル ETF の考え方をいち早く採用し、いずれの分野でも業界のリーダー的存在となっています。

ETF に特化した運用会社としては、唯一の上場企業(NASDAQ)です。

基本情報

ETF銘柄名称WisdomTree India Earnings Fund連動指数
投資地域・資産クラスインド・株式通貨米ドル
52週高値37.195052週安値29.1700
基準価額(ドル)32.18
(2023/04/14)
純資産総額(百万ドル)786.23
(2023/03/31)
直近分配金(ドル)・
現地支払日
0.0002
(2022/09/29)
分配金回数/年4
直近現地分配金・
権利落ち日
2022/09/26分配金利回り5.73%
設定日2008/02/22経費率0.84%

注目したいのはまずその分配金利回りです。

成長株や、新興国株などは分配金が少ない事が多いですが、5%を超える分配金利回りとなっています。

株価の値上がりも狙いつつ、確実にインカムゲインが得られるのはとてもありがたいですね。

また新興国かぶやアセアン株に投資をする時、個別株では手数料がかなり取られてしましますが、EPIはは米国で上場しているETFであるため米国株と同じ手数料で購入することができ、経費率も0.8%と驚くほど高いという訳ではありません。

1. インド市場へのアクセス

EPIは、インド株式市場に投資することを目的としたETFで、インドの経済成長を享受することができます。MSCIインドインデックスに連動するパフォーマンスを目指しており、幅広いセクターのインド企業に投資しています。

インド市場が経済成長する理由は、以下のような要素が考えられます。

  • 人口動態: インドは世界第二位の人口を持つ国であり、その人口は現在も増加し続けています。若い労働人口が多いため、労働力が豊富であり、経済活動が活発化します。さらに、中産階級の拡大により、消費が増大し、内需が経済成長をけん引します。
  • 都市化: インドでは、都市化が急速に進行しています。都市化に伴い、インフラ整備や住宅開発が進み、投資や雇用の機会が増加します。また、都市化が進むことで、効率的な生産やサービス提供が可能になり、経済成長が促進されます。
  • 産業の多様化: インド経済は、農業、製造業、サービス業など、多様な産業が存在します。特にIT産業や製薬産業などの高付加価値産業が急成長しており、国内外からの投資を引き寄せています。これらの産業の成長が、経済全体の成長を牽引しています。
  • 政策・制度改革: インド政府は、経済成長を促進するために、さまざまな政策や制度改革を進めています。外国からの投資を促進するための規制緩和や、インフラ整備、税制改革など、ビジネス環境の改善が図られています。これにより、企業活動が活性化し、経済成長が加速します。
  • グローバル経済との連携: インドは、世界経済とのつながりを強化しており、多くの国々と貿易や投資を行っています。また、多国籍企業がインドに進出し、技術や資本が流入しています。これにより、イノベーションが促され、経済成長が加速されることが期待されます。

2. セクター分散

EPIは、インドの金融、情報技術、消費財、エネルギーなど多様なセクターに投資しています。これにより、一部のセクターに依存せず、インド経済全体の成長を享受することができます。

セクター比率

3. 分散投資効果

EPIは、約200銘柄以上に投資しており、分散投資効果を享受することができます。これにより、個別銘柄のリスクを軽減し、より安定した投資成果を目指すことができます。

組入上位銘柄
順位銘柄名比率
1RELIANCE INDUSTRIES LTD ORD7.21%
2TATA STEEL LTD ORD6.61%
3INFOSYS LTD ORD4.93%
4ICICI BANK LTD ORD4.60%
5OIL AND NATURAL GAS CORPORATION LTD ORD3.64%

4.魅力的な分配利回り

EPI(ウィズダムツリー インド株収益ファンド)は、5%を超える分配金利回りが可能な理由がいくつかあります。

  1. インデックス構成: EPIは、ウィズダムツリー・インド・アーニングス・インデックスに連動して運用されています。このインデックスは、収益力のあるインドの上場企業を選定して構成されており、高い収益性を持つ企業に投資することができます。収益性の高い企業は、しばしば高い配当金を支払う傾向があり、EPIの分配金利回りを押し上げる要因となります。
  2. セクター分布: EPIは、金融、情報技術、消費財、エネルギーなど、インド市場の様々なセクターに投資しています。これらのセクターの中には、高い配当金を支払う企業が多く含まれており、EPI全体の分配金利回りを高めることに寄与しています。
  3. インド市場の特徴: インド市場は、発展途上でありながら、企業の収益性が高いことが特徴です。インド企業は、国内経済の成長に伴い、利益を増やしており、それに伴って配当金も増加しています。また、インド市場では、配当金の支払いが一般的であり、投資家に対するインセンティブとして利用されています。
ウィズダムツリー・インド・アーニングス・インデックスについて

ウィズダムツリー・インド・アーニングス・インデックスは、ウィズダムツリーが開発したインド株式市場を対象としたインデックスで、インドの企業の収益力に基づいて構成され、収益力のある企業に投資することを目的としています。

このインデックスは、インドの上場企業の中で利益を上げている企業を選定し、その企業の収益性をもとにインデックスの構成銘柄とウェイトを決定しています。このアプローチにより、成長が見込まれる企業に投資することができます。

また、年に1回リバランスが行われ、その際に収益性の高い企業が選定され直されるため、常に収益力のある企業を含んでいることが期待されます。

構成銘柄は、インド市場の様々なセクターから選ばれ、金融、情報技術、消費財、エネルギーなど多様な分野をカバーしています。

ウィズダムツリー・インド・アーニングス・インデックスをベンチマークとするEPIは、このインデックスのパフォーマンスを追求し、投資家にインド市場の成長と収益力のある企業への投資チャンスを提供しています。

インド経済におけるリスク

ただし、インド経済はさまざまなリスクにも直面しています。以下にいくつかのリスク要因を挙げますので投資の際は必ずこのリスクも念頭に置いておきましょう。

  • インフラの未整備: インドでは、電力供給や交通インフラが十分に整備されていない地域が多くあります。これが、企業活動や経済成長に制約を与える要因となります。インド政府はインフラ整備に力を入れていますが、急速な経済成長に対応するには、さらなる投資が必要とされています。
  • 所得格差の拡大: インドでは、都市部と農村部、また富裕層と貧困層との間で所得格差が拡大しています。所得格差が拡大することで、社会不安や不満が高まり、経済成長を阻害する可能性があります。
  • 政治的・社会的不安定: インドは多民族・多宗教国家であり、時折対立や暴力事件が発生します。これが、ビジネス環境の悪化や投資の減少につながり、経済成長に悪影響を与えることがあります。
  • 環境問題: 経済成長に伴い、環境問題が深刻化しています。大気汚染や水質汚染が進んでおり、人々の健康や生活に影響を与えています。また、気候変動の影響で、干ばつや洪水などの自然災害が発生しやすくなっています。これらの環境問題が、経済成長に悪影響を及ぼすリスクがあります。

これらのリスク要因に対処し、持続的な経済成長を実現するためには、政府や企業、市民が協力して、適切な政策や投資を行うことが求められます。

インド市場は魅力的な投資先であるものの、投資家はリスク管理をしっかり行い、市場動向を注視することが重要です。

まとめ

ウィズダムツリー インド株収益ファンド(EPI)は、インド市場の成長を享受できる魅力的な投資商品です。

インドの経済成長を背景に、EPIは投資家に成長市場への投資チャンスを提供しています。また高い分配金利回りも安定したインカムゲインを得るにはとても良いETFではあります。

しかし、新興国であるが故の国内リスク、中国やロシアなどの国外の地政学リスクなど様々なリスクも考えられます。

未成熟であるがゆえに成長性とリスクも総じて高くなることは念頭において投資戦略を立ててみてはいかがでしょうか🐽

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