子供と学ぶお金の授業【4限目】単利と複利

子供と学ぶお金の授業

皆さんこんにちは小市民投資家のNAOMARUです。

この記事では子供と一緒に学べるお金の基礎知識について簡単に解説しています。

今回のテーマは「単利」と「複利」です

「単利」と「複利」と聞いて難しいと思ってしまうかもしれませんが、理解してしまえばとても簡単なことです。

また知っているのと知らないのでは人生において大きな差が生まれてしまいます。

しっかり学んで複利を味方につけましょう!

子供と学ぶお金の授業【4時限目】単利と複利

お金を増やすにはどうしたらいいかな?

う~ん、働いて稼いで、貯金する?

そうだね!でも、それだけではあまり増えないんだ…

今の銀行は貯金しても金利きんり0.001%しかないからね。

金利?なにそれ?

金利とは利息りそくの割合のこと。

利息とはお金を貸した相手から使用料としてもらえるお金のことだよ。

銀行に預けるという事は銀行にお金を貸しているって事だから利息がもらえるよ。

へえ、じゃあ銀行に10万円預けたらどれぐらいもらえるの?

さっきも言ったように金利0.001%の銀行に10万円を預けていても1年で1円しかもらえないんだよ

ええ!1円!そんなに少ないの!

そう、今の銀行に預けていても貰える利息は手数料で吹っ飛んじゃうくらいなんだ

やっぱりお金を増やすって大変なんだな~

そんなことないよ!「単利」と「複利」の事を学べばお金を増やすことができるよ!

「単利」と「複利」?また難しい言葉が出てきた

覚えたらそんなに難しくはないよ、それにこれを覚えておかないと人生に大きな差が生まれてしまうんだよ

人生って、そんなに⁉

そう!だからしっかり勉強していこうね!

うん!お願いします!

「金利」とは

先ほども言いましたが、金利きんりとは

お金を貸した人が借りた人からもらえる利息の割合の事です。

例えば

AがBに100万円を貸した時に1年後に1万円の利息がもらえた場合の金利は1%です。

この%で表示されるのが金利です。

金利には年利ねんり(1年間に何%)月利げつり(月に何%)日歩ひぶ(1日に何%)があります。

基本的には年利で計算するのが一般的です。

そしてこの金利を「単利たんり」で計算するのか「複利ふくり」で計算するのかで大きく変わってきます。

「単利」と「複利」とは

≪単利とは

利息の金額を常に元本がんぽん(最初のお金)の金額から計算するという計算方法です。

簡単に言うと

100万円を年利10%で単利計算すると、1年で10万円づつ増えていくことになります。

1年目100万円の10%なので110万円、2年目も100万円の10%なのでさらに10万円足して合計120万円、3年目も10万円足して130万円というように常に元本の金額で計算します

引用:みずほ銀行

≪複利とは

利息の金額を常に元本と利息を合わせた金額で計算するという計算方法です。

これも100万円を例にして計算してみましょう。

100万円を年利10%で複利計算をしてみます。

1年目100万円の10%で110万円です。ここまでは単利と変わりません。

しかし2年目は元本と利息を合わせた金額で計算するので110万円の10%として計算します。すると121万円と少し単利より増えます。

引用:みずほ銀行

更に3年目となるとこの121万円に対して10%の計算をするので133万円となりました。

最初は小さい差でしたが10年間で計算してみると…

単利運用⇒200万円 複利運用⇒259万円

なんと複利運用の方が59万円もの差が出たのです!

これが複利の力!アインシュタインが「人類最大の発明」と言わしめたものです

では私たちの生活の中でどんなものが「単利」と「複利」の商品なのでしょうか?

単利と複利の代表的な商品

※一部の金融商品には単利で計算されているものや、複利で計算されているものもあります。

≪単利の代表的な商品≫

  • 債権(国債/社債)

債権さいけんとは国や会社が借金をするときに発行する権利の事。これを買う事で国や会社にお金を貸したことになり、利息が貰えます。

≪複利の代表的な商品≫

  • 銀行預金
  • 株式投資
  • 借金

≪銀行預金≫

普段使っている銀行預金も実は複利運用です。しかし、先ほどもお伝えした通り0.001%ととても金利が低いためにお金が増えるという実感はありません。

≪株式投資≫

株式投資とは会社が発行するかぶを購入することでその会社のオーナーになる行為です。

株とはその会社のオーナーである権利と同じで、会社にお金を投資とうしした証です。

会社はオーナーに対して売り上げた利益の一部を配る義務があります。オーナーはもらった利益を再投資さいとうしすることで複利運用になります。

※株式投資に関しては別の授業で詳しく説明します。

≪借金≫

借金しゃっきんとはお金を借りることです。お金を借りた場合今度は利子りしとして元金がんきんとは別に支払わなければなりません。

※利子と利息は同じ意味。借りた側は利子、貸した側は利息と使い分けます。

※元金と元本も同じ意味。借りた側は元金、貸した側は元本と使い分けます。

複利は天国と地獄

先ほど言ったアインシュタインの言葉には続きがあります。

「複利は人類最大の発明だ。 知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う」

この複利という力は先ほどの説明でも分かる通り、味方につければ資産を物凄い勢いで大きくしますが

逆に敵に回してしまうとドンドンとお金が減っていき地獄に落とされてしまいます。

良い複利とは例えば投資です。

お金を投資に回して5%の複利運用をすればみるみるお金は増えていくでしょう。

※投資の仕方は別の授業で詳しくお伝えします。

しかし悪い複利を使ってしまうと大変です。

悪い複利の代表例が借金です。

借金は複利の力が逆に働いてしまいます。

特に消費者金融しょうひしゃきんゆうというサービスはお金を借りる審査しんさが簡単である代わりにとても高い金利が設定されています。

ある消費者金融の金利では3.0~18.0%ととても高い金利が設定されています。

もし18.0%で借りてしまった場合、少額でもどんどんと雪だるま式に借金が増えていってしまい、最後には返せなくなってしまうという事にもなりかねません。

その増え方は先ほどの計算を見れば明らかですね。

つまり、複利の逆の力を使ってしまうとドンドンとお金が減ってしまうという事です。

借金の種類

そんな借金にも様々なものがあります。

中には「借金」という言葉を使わないで宣伝しておいて、じつは中身が「借金」だったという物もありますので注意してください。

  • 奨学金(年利0.2~0.4%程度)
  • 住宅ローン(変動金利0.3~1.5%/固定金利1.1~1.9%)
  • 自動車ローン(年利0.9~5%程度)
  • 教育ローン(固定1.66%)
  • クレジットカードのキャッシング機能(1.5~18%)
  • リボ払い≪メルペイスマート払い/あとからリボ/楽Pay…など≫(15~18%)
  • 消費者金融≪アコム/アイフル/レイクALSA…など≫(3.0~18%)

≪奨学金≫

奨学金しょうがくきんは大学進学の時に大学費用を負担してくれる制度です。学生を応援することが目的の制度なので基本的には低金利です。

しかし低金利とはいえ子供自身が借金をすることなので、社会人になった時に借金返済しながら生活しなくてはならなくなります。

本当に奨学金を借りてまで行きたい大学なのか、しっかりと判断しましょう。

引用:日本学生支援機構

≪住宅ローン≫

住宅を購入するために借りることが出来る借金です。

住宅は大きな金額の物が多いので、住宅ローンを組む人が大半です。

銀行が貸し出すことが多く、審査は厳しいです。

そのため住宅ローンを組む場合「担保たんぽ」を用意します。

担保とはお金が返済できなくなった場合、その担保を売って返済金に当てるという方法です。住宅ローンの場合その担保は「購入する家」にする場合が多いです。

また、金利には変動金利へんどうきんり固定金利こていきんりという物があります。

変動金利は毎年の返済額の金利がその時の経済状況によって変わります。

固定金利はある一定期間(5年/10年/15年)もしくは全期間の金利が固定されています。

金利は変動金利の方が低く、固定金利の方が高く設定されています。

住宅ローンは35年など長い期間付き合わなければならない借金です。今は変動金利が安いと思って契約しても後々上がってきて返せないという事になりかねません。

固定金利の方が安心して返済計画を立てやすいです。

引用:住宅本舗

≪自動車ローン≫

住宅ローンと同じく自動車も高価な買い物なのでローンを組む人がいます。

しかし、住宅程長い期間ではないので金利が高く設定されています。

このように金利は早く返せる方がより高く設定される傾向にあります。

≪教育ローン≫

奨学金は子供が契約する借金でしたが、教育ローンは親御さんが契約する借金です。

日本政策金融公庫にほんせいさくきんゆうこうこが国として行っているローンで奨学金と併用することが出来ます。

返済能力のある親御さんが契約するため、奨学金よりは若干高い金利となっています。

引用:日本政策金融公庫

≪クレジットカードのキャッシング機能≫

クレジットカードにはキャッシング機能がついていて借金をしてお金を引き出すことが出来ます。

最大18%と消費者金融並みに高い金利になっています。

手元のクレジットカードから簡単に引き出せるため、手軽に借金してしまう危険性があります。

返済が滞るとクレジットカードの利用停止や、信用損失もあるので注意しましょう。

≪リボ払い≫

リボ払いとは、毎月の支払金額を一定に設定して払い続けるという仕組みです。

例えば毎月5,000円だけ支払をする。

というように、毎月の支払額が少額のため月々の支払が楽というイメージがあります。

しかし借金は借金です

特に金利が高い割に毎月の返済額が少ないためどんどんとリボ払いで買い物をしてしまうという危険性があります。

すると毎月の返済額よりも借金の利子の方が高くなり、いつになってもリボ払いが終わらないという事が起こります。

気づいた時には何百万円もの借金に膨れ上がっていたという事も…

また、「スマート払いや楽Pay」などリボ払いと分かりずらいものもあるので注意しましょう。

毎月の返済額や支払方法はしっかり確認しましょう。

≪消費者金融≫

街中でよく見かける、「簡単審査」「スピードローン」と宣伝しているのが消費者金融です。

有名なところでは「アコム」「アイフル」「レイクALSA」です。

借金の特徴として借りやすい=金利が高いが挙げられます

というのも、お金を貸す方も「返してもらえない可能性がある」という前提でお金を貸しているからです。

つまり高金利でお金を借りるという事は、お金を返せない人の分まで余計に払っているという事を認識しましょう。

消費者金融は特にお金が返せなくなって破産してしまう人が多いので、いくら「30日間無利息」や「スピード簡単審査」という謳い文句があっても極力利用しない事をお勧めします。

借金をした場合どうしたらいいの?

お金を使うという事は「収入の範囲内で生活する」が基本となります。

この基本をよく覚えておいてください。

収入の範囲内で生活する事から外れてしまうと、どんどんとお金が減っていく生活になります。

なのでしっかりとこの基本を守って生活してください。

借金をしないで買えるものを買う。もし借金してまで欲しいと思う物があるなら、その金額までお金を貯める

これが基本です。

それでも、どうしても借金をしてしまう事あると思います。

そういった場合は大前提として、金利の高いものから返済していく

という事を覚えておいてください。

先ほどもお伝えした通り複利の力は絶大です。少額であっても高金利の物はすごいスピードで膨れ上がっていきます。

逆に金利は低い物であればさほど危険はありません。

まずは金利の高いものを優先的に出来るだけ早くに返済し、住宅ローンなど低金利で長く付き合っていくものは徐々に返済していきましょう。

まとめ

先ほども言いましたが基本は

「収入の範囲内で生活する」

という事です。そして付け加えるなら

「良い複利を味方につけて、悪い複利を遠ざける」

これを覚えておけば経済的に苦労することはありませんし、将来不安になることもありません。

良い複利=投資についてはまた別の授業でしっかり解説したいと思います。

ぜひ良い複利を味方につけて不安の無い生活をおくりましょう!

Written by NAOMARU

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