【ブックレビュー】問題を解きながら株のトレード力を鍛えられる!「株トレ」

おすすめ投資本

みなさんこんにちは小市民投資家のNAOMARUです。

今回は投資というよりも「株トレード」に特化した本をご紹介します。

NAOMARUはコアにインデックスの資産形成を行っていますが、サテライトではいろいろとアクティブな運用を行っています。

コア資産をしっかり積み立てておけばサテライトで色々な投資やトレードをしても精神的に不安にならないのはいいですね。

そして最近ハマっているのが個別株のスイングトレードです。

そのきっかけとなったのが今回ご紹介する本「2000億円超を運用した伝説のファンドマネージャーの株トレ」

今回はこちらの本をご紹介していきたいと思います。

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2000億円超を運用した伝説のファンドマネージャーの 株トレ

  • 出版:ダイヤモンド社
  • 著者:窪田真之
  • 定価:1400円+税

著者紹介

窪田真之

楽天証券経済研究所、所長兼チーフストラテジスト。

日本株ファンドマネージャー歴25年。年間100社を超える調査取材を行い、公的年金・投資信託・NY上場ファンドなど20代で1000億円以上、40代で2000億円超の日本株運用を担当。

ベンチマークである東証株価指数(TOPIX)を大幅に上回る運用実績を上げてきた。

楽天証券では2014年から現在まで、同社投資メディア「トウシル」にて月曜日から木曜日まで「3分でわかる!今日の投資戦略」を連載中。

短期トレードは反復練習が必須

この本の一番面白いところは一問一答のクイズ形式になっているところです。

株のチャートの形状や移動平均線、出来高の推移などを見て単純に「買いか」「売か」2択問題で出題されます。

株トレードは結局のところ「買い」か「売り」かの2択でしかありません。

その株買うの買わないの?という本質的な問いを繰り返し反復練習することでファンドマネージャーがどこを見て、売り買いをしていたのか。トレーディングとはどういう基本原則に則って行われているのかを実感できます。

そして何より、楽しい。というのが一番のこの本の魅力です。

問題は最初、出来高やチャートの簡単な問題からはじまり、徐々にいろいろな要素が含まれていき、最後は実際のチャートを見ながらの問題になります。

このステップアップがとても段階的に出題されているので、徐々にチャートに慣れていくように作られています。

いろいろな株トレードの基本という本を読みましたが、ここまで株トレード初心者に優しい本はなかなかありませんでしたし、難しいテクニカル分析も多く出てこないので、基本はロウソク足、移動平均線、出来高、チャートの節目で勝つというシンプルな方法です。

むしろ難しいテクニカル分析を覚えるよりも、チャートの動きに慣れる。反復練習の方が知識よりも大事だという事を教えてくれます。

トレードに向いている性格分析も掲載

この本で面白かった一つに「性格分析」が載っている事です。

これは本書の本質的な内容ではないですが、おまけ記事にトレードに向いている性格分析テストが掲載されています。

出題される質問にチェックをつけていくと点数が出るのですが、面白いのはこの点数が満点ではいけないという事。

点数が高ければ高いほど熱中しやすく、低ければ低いほど臆病であるというのです。

トレードでは熱中しすぎてもダメ、臆病すぎても稼げないという、ちょうど中間点が一番トレードに向いているそうです。

冷静に判断して、淡々と損切りできる人がトレードに向いているという事ですね。

トレード初心者は「早い益出し、遅い損切り」

この本書で何度も言われている事は特にトレード初心者に多いのが「早い益出し、遅い損切り」です。

株価が上昇するともう天井に違いない、落ちる前に利確しようという思考が働き、まだチャートが上昇トレンドにもかかわらず利確してしまったり。

逆にトレンドがすでに下落に転じだらだらと下値を下げ始めているにもかかわらず、もうすぐ反発するに違いないと損切りを遅らせてしまい損失を拡大させるという行為です。

著者はこの本を通じ、チャートの特性を体にしみこませて下げのシグナルが出たらすぐに損切することを何度も言っています。

投資のプロであればあるほど「遅い益出し、早い損切り」を徹底しているのです。

億トレーダーとして大金を稼いでいる人であってもその裏ではすぐに損切した銘柄が膨大にあります。

そのことを理解し、体にしみこませるためにも本書の一問一答を何度も反復練習してみてはいかがでしょうか。

何より楽しいですよ🐽

皆様の充実したマネーライフを応援しています!

MONEY GROW UP!

Written by NAOMARU

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