皆さんこんにちは小市民投資家のNAOMARUです。
この記事では子供と学べるお金の基礎知識をご紹介します。

今回のテーマは「お金の稼ぎ方」です!
世の中にはお金を稼ぐためにいろいろな方法があります。
今回はその方法について解説していきたいと思います。
子供と学ぶお金の授業【2限目】お金の稼ぎ方

前回の記事で「お金」ってなんだかわかってくれたかな?

うん、お金は「価値の代替物」だよね

そう!じゃあ「お金を稼ぐ」っていうのはどういう事か分かる?

働いてお金をもらうってことだよね?

お金が価値の代替物であるなら、働くっていうのは「価値を与える」って事なんだ

なんかまた難しくなってきたぞ…働くのとどう違うの?

基本的には同じだよ。働いてお金をもらうという事は、そのお金の価値と自分が与えた価値とを交換したという意味なんだ

なるほど「価値の交換」ってことだね

そう!この「価値の交換」という意識をもてばお金の稼ぎ方は広がるし、自分でビジネスを作ることもできるようになるよ!

へえ、自分でビジネスか~

まずは「いろいろお金の稼ぎ方」について紹介していくよ
いろいろなお金の稼ぎ方

サービス料
ある作業をすることで一定の料金を得る方法。「固定料金」とも言われています。
例えば
マッサージだったり、部屋のお掃除代行など、サービスを行う前に料金を決めて仕事が終わったら払ってもらう方法ですね。
家のお手伝いでお小遣いをもらうのもこれに当たります。
売上
主に小売業でお金を稼ぐ場合この「売上」が収入になります。
小売業とは市場や卸問屋から物を仕入れてお客さんに直接販売する全ての仕事で、八百屋さんや魚屋さん、コンビニエンスストア、大きい所だとスーパーや百貨店なども小売業です。
出荷された物を最終的にお客さんの手に渡す職業ですね。
「売上」とは市場や卸問屋から安く仕入れて店頭で少し高く売ってその差額で儲ける方法です。
例えば
市場から安くりんごを仕入れて、それを店頭で少し高く販売するなどです。
「安く買って高く売る」商売の基本ですね。
この差額を「売上総利益」と言います。
売った値段(売上高)-仕入れた値段(売上原価)=売上総利益で計算することが出来ます。

時給・日給・月給

会社に入社して何時間働いたらいくらもらえるという方法。
時給・日給・月給はそれぞれ計算する単位が違います。
時給は1時間単位で計算。
日給は1日単位で計算。
月給は1月単位で計算
時給の計算
時給1000円の仕事を1日8時間、週5日間行った場合1ヶ月で約16万円になります。
時給計算の代表的な仕事はアルバイトなどです。
時給は時間単位で計算されるので、働かない時間があるとお金をもらえないですが、月給であれば月にもらえる金額が決まっているので安定しています。
会社員の方は殆どがこの月給計算になります。
年収
プロスポーツ選手に多いのがこの年収です。
1年間の報酬を決めてそのお金を与える代わりに1年間ずっと働くという方法です。
プロスポーツ選手は人によって働き方がいろいろ違います。
第一線で毎日試合に出場したり、トレーニングをずっと続けている人もいれば、二軍に落ちてしまう人もいます。
なので「何年契約、年収いくら」という方法を取ります。
年収の出し方は簡単で月収の人でも計算することが出来ます。
自分の月にもらっている金額に12を掛ければ年収がでます。
月30万円×12=360万円
これを総年収といいます。
手数料

時給や年収以外の方法でお金を稼ぐ方法もあります。
それが「手数料」です。
これはマンション販売や携帯電話販売店、銀行などがそれにあたります。
マンションであれば契約戸数につき何%の手数料が販売店に払われますし、携帯電話も契約を取れば1契約につき何%の手数料が貰えます。
また銀行ではATMの引き出しや証券などの金融商品を販売してその販売手数料を得ています。
このように時給や年収のように固定された給料ではないため安定的ではありませんが、販売すればするだけ多くの手数料を得ることが出来るのです。
成功報酬
成功報酬とはその名の通り成功した場合にお金がもらえる。
という方法です、主に弁護士の方に多いです。
成功報酬は成果が出た時にお金がもらえるという意味で手数料に似ています。
ただ成功報酬は結果がどのようになるかによって大きく報酬が変わります。
例えば
ある弁護で和解が成立して1,000万円の和解金が出た。成功報酬はその30%である。
という場合は成功報酬300万円を得ることが出来ますが。
和解が成立せずに敗訴となった場合は無報酬になってしまいます。
そのため成功報酬を取り扱っている分野は依頼人の利益を最優先にします。

M&A
会社に勤めてお給料をもらうのではなく、会社を立ち上げ成長させたのちそれを別の会社に売って莫大な利益を得る方法もあります。
それが「M&A」です。
これは会社だけではなくサービスなど一部を売却する場合もあります。
もちろん買う側も、自分の会社にすることでメリットを得ると思うので、会社を買い自分の会社の利益にします。
最近では最初から「M&A」を目的に会社を立ち上げたりサービスを立ち上げる人も増えてきています。
このように会社を立ち上げたり事業を始めたりする人を「起業家」と言います。
起業家は会社を売却することで莫大なお金を得ることができ、そのお金で新たな事業を立ち上げることが出来るのです。

コンサルティング料

コンサルティングとはいわば「専門家」のアドバイスです。
自分が会社に入って働くのではなく、会社が立ち上がった時に経営のアドバイスをしたり、
マーケティングを行ったりします。
※マーケティングとは市場調査の事。例えば世の中で何が流行って何が売れているかなどを調べること
主に固定料金であるものの、自分が使った費用なども併せて請求してきます。
彼らは助言をすることが仕事なので、成功報酬とは違い経営が悪化しても固定の料金は支払われます。
ただし、あまり成果が出なければ解雇されてしまう事もあります。
経営のアドバイス以外にもITを専門にしたITコンサルティングや、環境を考える環境コンサルティングなどもあります。
チップ

アメリカに旅行に行くときよく言われるのが「チップ」です。
チップはサービス料の一つでアメリカでは昔からカフェの店員やホテルマンなど様々なところでサービスのお礼としてチップが払われていて、それが生活の糧になっている人もいます。
チップの相場は大体料金の「10~20%」で、お客さんからもらったチップはお店に渡すのではなく自分の収入にしていいという事になってます。
もし海外旅行をする時は、その国で「チップ」の習慣があるかは必ず確認しておきましょう。
知らずに行ってしまうとかなり失礼なことになってしまいます。
新しいビジネスを考えるには
このようにお金を稼ぐ方法は幾つもあります。
でも覚えておいてほしいのは、基本的に同じ「価値」と「価値」を交換しているだけ。という事
例えば、
自分がして欲しいサービスがあってそれが1万円という「価値」に見合うものだからそのサービスを受けて1万円という「価値」とを交換したに過ぎないのです。
つまり自分が働くという事は会社や個人相手に「価値」を提供しているという事です。
だから給料や売上として「価値」があなたの働きに対して交換されたという事なのです。
これは新しいビジネスを考える時にとても重要なことで、
相手や社会に対して「どんな価値を提供できるのか?」「これは人に対して価値があるんじゃないか?」
と思うとそれがビジネスになるんです。
そうやって「起業家」は新しい価値を生み出すために会社を立ち上げたり、サービスを開始したりします。
もしあなたが大人になって会社に就職した時に、「どうして働いているのだろう?」と思ったときはこの「価値」について考え直してみてください。
きっと「働く意味」が分かると思います。
もしわからなかった場合は自分の「価値」にあう会社を探という方法もあります。
ただ単に働いてお給料をもらうだけでは本当の「価値」の意味が分からなくなってしまいます。
今からでもこの「価値」に注目して、どう価値を与えれるかを考えてみるのも面白いかもしれませんね。
Written by NAOMARU
【参考図書】
コメント