暴れ馬⁉ハイテクレバレッジETF【TECL】の運用方法とは!?
皆さんこんにちは小市民投資家のNAOMARUです!
今回はNAOMARU的に一大決心をして暴れ馬”TECL”に投資してみました!

なぜこんな暴挙に出たのか?
今回はその理由と、それに至った動画をご紹介します!
- 高レバレッジETFのTECLとはどんな商品か
- TECLの過去のパフォーマンスとリスク
- TECLの運用方法“セルフ分配金”
TECLってなに?
TECLとは正式名所「Direxion デイリー テクノロジー株 ブル 3倍 ETF 」です。
これはNASDAQの中のテクノロジーセクターに特化したETFで、有名なQQQと近い動きをしています。
ただQQQと近いとはいえ組み入れ銘柄にAmazonやFacebookは入っておらずその代わりにビザやマスターカードなど電子決済の企業が含まれているのが特徴です。
- Dreyfus Government Cash Mana
- アップル
- マイクロソフト
- ビザ
- エヌビディア
- ゴールドマン・サックス国債ファンド
- ペイパル・ホールディングス
- マスターカード
- インテル
- アドビ
AmazonやFacebookはないですが、今や勢いのあるIT産業の中枢メーカーが名を連ねています。
そして…
ブル3倍!という恐ろしくレバレッジの効いた商品です。
おいおい、この間レバレッジ3倍はヤバいって言っていたじゃないか!
と突っ込まれる方もいらっしゃると思いますが、そうなんです。
レバレッジ3倍は上下動が激しく。
どんなに急上昇しても落下するのは一瞬で回復するまでに通常のETF(今回はNASDAQ100)や2倍レバレッジよりも戻りが遅くなるといわれています。
事実、コロナショックの際の騰落率は半端ないです。

一時期326ドル(約3万3千円)に上った株価が…

コロナショックご85ドル(約8800円)まで急落しています😨
その急落率なんと-283%!!
地獄へ真っ逆さまです。
ところがその後428ドルまで上昇し最高値を更新しています!なんという暴れっぷり!
NASDAQの動きと比較すると歴然です。

あのナスダックが地を這うようですね。しかし、これを1年の長さで見ると景色が一変します。

コロナショックの打撃で急落した株価はやっとナスダックに追いついたというというのが事実です。
これだけレバレッジが効いているとやはり戻るのにも相当時間が掛るのが分かります。
なのでこのような商品はデイトレ向きだともいわれています。
ではなぜ小市民投資家のNAOMARUがこんな暴れ馬に乗ろうと思ったのか、ご説明します。
セルフ分配金⁉
まずはこちらの動画をご紹介します。
こちらは前回レバレッジNASDAQ100投資信託に投資を始めた時に参考にした風丸さんが
TECLをどうやって運用すればいいのか?ということについて言及している動画です。
ここで面白い方法を紹介しているんですが、それが「セルフ分配金」という考え方です。
そもそもTECLの様な暴れ馬は利益を期待できるがその暴れっぷりでホールドできる人間などいないという所から話が始まります。
そしてこのセルフ分配金という考え方は、利益が少し上がったら上がった分だけ利確していこうというものです。
この動画で例えているのは100万円を投資して10%の利益、およそ10万円以上出たらその分を利確するという方法です。
それをシミュレーションしたものがこちらになります。

元手100万円から始まって部分利確を繰り返し2020年9月になると520万もの利益確定をすることが出来たのです。
もちろんホールドし続ければもっと利益を出せたはずですが、それはかなり難しいというのは先のグラフを見れば明らかですし、動画内でも割り切って利確することが「セルフ分配金」の大事なとこだそうです。
さらにこの部分利確の方法をするとドローダウンのクッションにもなります。

一番落ちて43万4000円で50%以上の急落をしていますが、積み上がった利益が何千万も溶けてしまうことに比べたら全然苦じゃないですよね。
しかも元手100万円で520万円も利確でき、2020年9月の段階で90万円も元本が残っている事を考えるとまさに「お金のなる木」と言えます。
まさに「なるほど!」と目から鱗が落ちた動画でした。
ちなみにこの値動きとほとんど同じ値動きをするNASDAQ100のETFがあります。
それは「QYLD-NASDAQ100・カバード・コールETF」です。
これもまたNASDAQ100の値上がり益を捨てて分配金利回り10%越えを達成しているインカムゲイン型のETFです。
NASDAQ100を部分利確するという意味では感覚的に近いかもしれません。
詳細の記事はこちら
まとめ
それではこの「セルフ分配金」についてのまとめです。
- 「TECL」はテクノロジーセクターの日々の値動きの3倍を目指すETF
- 乱高下するのでホールドし続けるのは難しい
- 元手100万円で購入し毎月10%値上がりした場合その分だけ利確
- 3倍の値上がり益を捨てて毎月のキャッシュフローにする
しかし、この動画で検証しているのはNASDAQが最も安かった2009年からですから今買ったらどうなんだ?という疑問は残ります。
もう高止まりしているからこれ以上伸びない。とか、レンジ相場になって逓減リスクが上がるとも思われます。
ただチャレンジしてみたいとも思いました。IT関連はもう立派なインフラで、コロナショックでもほかの銘柄よりも回復が早かったのは記憶に新しいです。
別に100万円じゃなくても半分でもやってみてもいいんじゃないかと思い40万円を投資してみることにしました。
毎月10%の損益を見るので4万円でも不労所得になればうれしいなと。
さてさて「セルフ分配金」どうなる事やら。
皆さんもアセットアロケーションに注意して色々チャレンジしてみてはいかがでしょうか⁉

皆さんの充実したマネーライフを応援しています☆
Written by NAOMARU
(追記)
セルフ分配金をやるならNISA口座をお勧めします。
NISA口座を老後の積み立てに使っているという方がほとんどだと思いますが、その年だけはTECLに少し口座を開けてみてはどうでしょうか?
というのも、NISA口座であれば部分利確する際、税金がかかりません。
特に毎月10%がちょくちょく起こった場合、課税口座であるとその度に税金がかかってしまうので割ともったいないです。
実際始めてみて、部分利確の回数が増えるこの「セルフ分配金」にはNISA口座があっていると実感しました。
「セルフ分配金」の部分利確ができたので記事に上げましたぜひご覧ください。
セルフ分配金のネックは部分利確が多発すると取引手数料がその都度かかるという事です。
そのため手数料が安いネット証券をお勧めします。
その中でも手数料が安く海外のETFが豊富な「SBI証券」か、同じく手数料が安く海外ETFが豊富でさらに楽天ポイントがたまる「楽天証券」が投資初心者にはおすすめです。
SBI証券

もしTECLをホールドし続けたい、キャピタルゲインも狙いたいという方は急激な株価暴落に備えてヘッジ方法を学んでおくのも有効です。
TECLのヘッジをするならCFDがおすすめ。かなり上級者向けですが一読の価値アリ!
ぜひこちらもご覧ください。
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