【初心者向け】「逆張り」と「押し目買い」の違いとは⁉

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「逆張り」と「押し目買い」の違いとは⁉

今回は投資初心者の方がよく間違えてしまう「逆張り」と「押し目買い」の違いを説明したいと思います。

逆張り投資とは株価が下落中に安い価格を狙っていく投資方法です。

これはかなり危険な投資方法で、思いに反して株価が反転しなかった場合かなり損失を膨らませてしまう事になります。

くろぶたもよく逆張りして焦がされることがあるよ

それは焼き豚だね。

投資の格言にも「落ちるナイフを掴むな」というものがあるくらい株価下落時の逆張り投資というのは危険なのです。

では「押し目買い」とはどういう買い方なのでしょうか?

「押し目買い」も株価が一時的に安くなったところを買いに行く買い方です。

どちらも株価下落時に買い向かう方法ですが一体何が違うのでしょうか。

両者の違いを簡単に説明すると

  • 「逆張り」⇒下落トレンド中に底値を狙いに行く買い方
  • 「押し目買い」⇒上昇トレンド中に一時的な下落を狙う買い方

というように、決定的に違うのが下落トレンドか上昇トレンドかという事です。

ではチャートのどこを見て株価のトレンドを判断すればいいのでしょうか。

そのポイントが「移動平均線」です。

移動平均線でトレンドの方向を判断する

トレンドとはローソク足が高値を更新したり、安値を更新し続けることで現れる株価の方向性の事ですが、それをわかりやすく見る事が出来るのが移動平均線です。

移動平均線とは

ある一定期間の価格から平均値を計算しそれを折れ線グラフで表したもの。日足の場合5日線、25日線、75日線などがあり、日数が伸びれば伸びるほど線の動きがマイルドになる。

移動平均線でトレンドを見る時は短期線・中期線・長期線が上を向いているか、下を向いているかで判断されます。

短期・中期・長期と上を向いている時は【上昇トレンド】

長期・中期・短期と下を向いている時は【下落トレンド】

移動平均線は株価の大きな方向性を見る時にとても役に立ちます。

これが短期が上で中期・長期が下を向いている状態などは完全なトレンドとは言わず方向性の掛けた相場【レンジ相場】と言われます。

逆張りは移動平均線が下を向いている時【下落トレンド】の最中に底値を狙い買い向かいます。

エントリーのポイントとしては前回の安値で下げ止まったり、大きな下ヒゲを付けた十字線が現れたなどです。

まさに底を狙うわけですから、本当にそこが底だった場合は大きく利益を出すことが出来ますが、底でなかった場合はズルズルと損失を大きくしてしまいます。

逆に押し目買いというのは移動平均線がどれも上昇トレンドであり、その中でローソク足が下落してきて、中期線や長期線などにタッチした段階で反発を狙って買います。

エントリーのポイントとしては中期線(25日)や長期線(75日)での反発が起きたり、節目の価格で十字線をつけたりなどです。

こちらは逆に上昇トレンド中での下落なので、逆張りよりも上昇する確率が一段と大きくなります。

考え方はトレンドフォローと言えるでしょう。

ただし、こちらは天井圏の終わりという見方もできるので、そのまま反発せずに上昇が終わっていく可能性もあります。

「逆張り」「押し目買い」それぞれのメリット・デメリット

逆張りのメリット・デメリット

【メリット】底値で拾えた場合、利益が最も大きい

【デメリット】株価が反転しない可能性が高い、損失を拡大させやすい

押し目買いのメリット・デメリット

【メリット】株価が下落しても上昇トレンド中なので反転しやすい

【デメリット】天井圏の可能性もあるので、伸びしろが少ない場合がある

上記のように押し目買いは基本トレンドフォローなので、上昇の可能性が高いです。

投資初心者はまずはトレンドに逆らわずに買っていくことが基本だと思いますのでどちらかというと押し目買いの方がいいでしょう。

投資の格言で「上がるものに投資せよ」という言葉があるぐらい、投資の基本はトレンドフォローです。

しかし、押し目買いにもデメリットがあります。

それは、エントリーした時点で上がりきっている株価の可能性があり、下落した幅でしか上昇余地が無かったり、そこでトレンド転換が起こり下落トレンドに移行してしまう可能性もあるので、全てがいいという事ではありません。

しかし、移動平均線という分かりやすい指標があるのでそこを下抜けた場合は撤退するなど、押し目買いの方が撤退基準が明確です。

また逆張りもすべてが悪いわけではありません。

もし底値で掴めた場合、利益を最大化できます。そのためリーマンショックや、コロナショックなど大きなショックで株式市場全体が下落した場合など、しっかり底値を確認して逆張りを行うと大きく資産を拡大する事が可能です。

ただし、逆張りはあくまで底値を確認してから行いましょう。

下落真っただ中で「落ちるナイフ」を掴むのではなく。

しっかりナイフが地面に落ちてバウンドしたことを確認してから入るようにしましょう。

急いで飛びつかないっていうのが大事なんだね

そうだね。逆張りも、押し目買いも考え無しに飛びつかない。

買うには買うなりの自分の理由が必要で、買う時に必ず撤退することも考えて投資する事が大事ですね。

みなさんの充実したマネーライフを応援しています🐽

MONEY GROW UP!

Written by NAOMARU

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