こんにちは小市民投資家のNAOMARUです。

みなさんは「個人間融資」という言葉をご存じですか?
最近はコロナの影響もあってかTwitterなどのSNSサイトで「#個人間融資」や「#お金困ってます」などのタグで検索すると個人間でお金の貸し借りを行うツイートがもの凄い数出てきます。
こういった方々は貸す方にも借りる方にも多くの危険が存在します。
今回はこの「個人間融資」についてどのような危険があるのか、また被害にあった実例なども踏まえて解説していきます。
最後に実際に被害にあわれている方、お金に本当に困っている方への対処法も解説しているので是非最後までご覧ください!
- 「個人間融資」の危険性
- 実際の被害実例
- お金に困った場合の対処法
個人間融資に注意!詐欺の実例紹介と対処法

#個人間融資とは
そもそも「個人間融資」とは
貸金業者でもない個人が連絡しあい、お金を貸し借りする行為です。
他人にお金を貸す行為は貸金業法上の「貸金業」に該当するので違法行為です。
しかしこれには条文で「反復継続する意思をもって」という前置きが存在します。
つまり「今回一回こっきり」というのは友達同士でもあり得ることなので違法にはならないという事です。
それによりTwitterなどで個人間でのお金のやり取りが発生し、それに伴った詐欺被害というのも発生しています。
では「お金を借りるのに被害にあう」ってどういう事でしょうか?
個人間融資に潜むリスクをご紹介します。
#個人間融資のリスク
- 保証金を要求される
- アダルト行為を求められる
- 闇金以上に高利率を請求される
- 実態は闇金業者だった
以上のようなことが個人間融資にて報告されている被害例です。
詳しく内容をご説明します。

保証金を要求される
大きなお金を貸す場合は返金を保証するために実際は連帯保証人などが必要です。
しかし、その代わりに一部を保証金として担保にすると言って「1万円~3万円」程度を請求され、送金した後連絡が取れなくなるといった事例があります。
これは送金だけではなくプリペイドカードを送ることを求められたりと様々な方法があります。
先にお金を求められる場合は要注意、送金など絶対にやめましょう。
アダルト行為を求められる
これは対面で渡すときなどに起こるトラブルです。
特に「女性限定」や「対面手渡し」などは注意が必要です。
対面で話を聞いて親身になったりお金をちらつかせ、性的要求をされる危険性があります。
中には担保にアダルト動画を撮るといわれるケースもあります。
こういった場合「売春」に当たるとしてお金をもらった側にも罰則が適用されてしまう可能性もあるので絶対に断りましょう。
闇金以上に高利率を請求される
個人間融資の一番怖いところは利息なども法律で守られていないという事です。
カードローンなどは最大18.0%という利息の上限があります。
18.0%とはかなり高いですが、これ以上の利息は付きません。
しかし個人間融資というのは基本的にプライベートでの貸し借りという建前なので利息上限などはありません。
なので、相手方が怒って上限金利を超えた高利率を請求されるといったトラブルも発生しています。
民事不介入のためこういったトラブルが発生しても警察が動いてくれないことも問題の一つとなっています。
実態は闇金業者だった
個人としてなりすまし相談や交渉にのった後、契約しようとした段階で闇金業者と気づく場合もあります。
闇金業者は顧客を表立って集客できないため、こういったSNSを通じて集客しているのです。
気づいた頃には自分の内情や経済状況などをさらけ出した後なので断りにくくなっておりなし崩し的に契約させられてしまう事もあります。
このようにSNSを使った個人間融資にはかなりのリスクが付きまといます。
では実際に起きた実例をご紹介します。
実際に起こった被害事例

特殊詐欺に巻き込まれる
2021年、個人間融資の掲示板にて融資のするには条件があるとして30万円支払う代わりにアルバイトとして一緒にiPhoneを購入してほしという内容でした。
その方は途中で怖くなりキャンセルを申し出たところ
「派遣会社とも関係が絡んでいるから口止め料に3万円を支払え」
と恐喝をされ怖くなり支払いに応じました。
すると後日メールにて「迷惑料の27万円来週までに絶対に支払わないと親の行く」と脅迫されたのです。
このようにiPhoneなど購入者になってそのiPhoneが特殊詐欺に使用されたりすれば特殊詐欺の関係者として利用されかねません。
怪しいと思ったらすぐに警察に連絡し相談しましょう。
アマゾンギフト券1万円送るも支払われず
2020年、個人間融資掲示板で知り合った相手から融資をしてもらうために保証金の代わりにアマゾンギフト券1万円分送ってほしいとのこと。
この方は1万円分のアマゾンギフト券を贈ったものの、その後母親が亡くなったので忙しいという連絡を受け一向に融資されませんでした。
アマゾンギフト券分の1万円も返金されないままとなっています。
このように先に保証金の代わりにプリペイドカードやギフト券などの金券を少額請求する行為は多発しています。
お金ほど送金に面倒でなく、ハードルを低くしているため送り手も諦めやすいというのが狙いです。
実際に被害にあったら

このように個人間融資に関してはかなりのリスクを伴っており金融庁でも注意喚起をしています。
相談窓口も設置しているので下記に記載します。
金融庁HP⇒SNS等を利用した「個人間融」にご注意ください!
相談窓口
○金融庁 金融サービス利用者相談室(平日10時00分~17時00分)
電話:0570ー016811(IP電話からは03-5251-6811 )
FAX:03-3506-6699
インターネットによる情報の受付は、こちら
○消費生活センター等の消費生活相談窓口
電話:188(消費者ホットライン)
○警察
電話:#9110(各都道府県警察相談ダイヤル)
○日本貸金業協会 貸金業相談・紛争解決センター
電話:0570-051051(IP電話からは03-5739-3861 )
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