皆さんこんにちは小市民投資家のNAOMARUです。

今回はオプション取引についてとてもわかりやすい動画がありましたのでご紹介したいと思います。
株式市場の取引の中で「オプション取引」というものがあります。
オプション取引と聞いて「聞いたことあるけどいまいちよく理解していない」「どうやって使ったらいいか分からない」といった方が多いと思います。
この動画ではそんなモヤモヤした悩みをスッキリ解決してくれるものになっています。
とてもわかりやすい具体例と説明でオプション取引を理解する事ができるのでぜひ最後までご覧ください!
- オプション取引の仕組み
- オプション取引の役割
- オプション取引で稼ぐ方法
【おすすめ動画】オプション取引を超わかりやすく解説! Financial Camp
動画紹介
今回ご紹介するのは”絵と例えでマスターできる金融学習チャンネル Financial Camp”というチャンネルで解説している
【オプション入門①】オプション取引って何⁉例え話とコールオプション、プットオプションとは⁉
という動画です。
このチャンネルでは10分で学べる金融学習をテーマに絵と例えで本当にわかりやすく解説してくれます。
今回は特に馴染の薄いオプション取引について解説してくれているのでとてもありがたいです。
オプション取引についてはこの動画に加えLesson6まであるので続きが気になった方はぜひ見てください!
※Lesson3からはメンバーシップ登録(有料)が必要です。
オプション取引とは
オプション取引は「保険」である
この動画ではオプション取引を「保険」という言葉で表現をしています。
面白い例えで株式の取引を最新のノートPCの購入に見立てて説明されています。
最新のノートPCを売り手から購入する時に20万円で購入できるチケット(購入券)を500円で買います。
もし発売日に実際のノートPCが23万円で販売されたら、その「購入券」を行使して20万円で購入する事ができます。
しかし、実際のノートPCが17万円で販売されてしまった場合「購入券」を放棄する事も出来るのです。

この場合損失は「チケット代500円」のみで、再度17万円のノートPCを購入すればいいのです。
つまり最新のノートPCを20万円で買える保証がついているというイメージですね。
これがオプション取引が「保険」という言葉で説明される理由です。
似たような取引に「先物取引」がありますが、こちらは「予約」に近いイメージです。
先物取引は値段を決めてその期日が来たら必ず購入しなければなりません、だから「予約」ですね。
しかし、オプション取引は「チケット代500円」という保険料を払って、ノートPCが20万円より高くなっても20万円で買えるし、安くなってしまったらチケット代だけを損失にして権利を放棄することが出来ます。
つまり20万円以下でノートPCが買えるという”安心”を保険料を払って担保しているというイメージなので「保険」という言葉が近いのです。
コールオプション・プットオプション
オプション取引において「購入券」というチケットの説明をしましたが、反対に「売却券」というチケットもあります。
これは例えばノートPCを20万円で売りつけることができるチケットです。
購入券と同じく20万円のノートPCが発売時に17万円になっても売り手側に「20万円で売りつける事」が出来ます。
逆に23万円になってしまったらチケット代だけを支払ってそのチケットを放棄することができます。
そして再度23万円で売りに出せばいいのです。

このようにオプション取引では購入券の事を「コールオプション」、売却券の事を「プットオプション」、チケット代の事を「プレミアム」とそれぞれ呼びます。
このチケットを購入する買い手側は次の様なメリットがあります。
損失は限定的(チケット代のみ)で利益は無限大である
買い手側から見るとチケット代を払うだけなので損失は限定的です。
しかも利益は無限大なので売り手側がとても分が悪いように思えますが、動画ではこの売り手側を「保険ビジネス」として例えています。
売り手側も儲かる仕組みで成り立つオプション取引
オプション取引の売り手側は買い手側の性質とは反対になります。
つまり利益が限定的(チケット代のみ)で損失は無限大である。
これを聞くと売り手側に絶対になりたくないと思うかもしれませんが、売り手側のメリットも説明しています。
取引した時点でチケット代が貰える
当然のことながらチケット代が売り手側にすぐに入ります。
たかだかチケット代?と思われるかもしれません。この動画でもなぜそれで取引が成立しているのかを分かりやすく説明してくれています。
- そもそも買い手に分が悪い
- 統計的に売り手が勝つ仕組みになっている
買い手は最初にチケット代(仮に500円)を支払っているわけですから、それ以上の損失を出さない限り売り手が勝つ事になります。この時点で買い手と売り手では50:50ではなくなります。
また何百という取引を統計的に計算すると売り手が勝つ仕組みになっているそうです。
まさに保険ビジネスですね。

なので、買い手は「安心」を買い、売り手は「チケット代」で儲けるというWinWinが成立しオプション取引は行われているのです。
また買い手、売り手両方のデメリットも紹介しています。
チケット1枚で購入できる量がチケット代(プレミアム)の1000倍からなので少額の取引は難しい
例)チケット代500円の場合、50万円からの取引
チケット1枚を売るのに担保するためのお金が必要
つまり、オプション取引をするならばそれなりの資金が増えてからという事です。
投資上級者で投資額が高くなってきた場合のヘッジとしてオプション取引が必要になってくるという事ですね。
取引額が増えてから覚えるよりも今のうちに覚えておいて損はない情報です。
まとめ
いかがだったでしょうか、このチャンネルではとてもわかりやすく色んな取引方法を解説しているので、また何か別の取引についてもお伝えしていきたいと思っています。
それでは今回のまとめです。
- オプション取引は「保険」である
- 買い手は購入券と売却券を「チケット代(プレミアム)」を払って購入する。
- 売り手は逆に購入券と売却券を「チケット代(プレミアム)」を貰って販売する。
- 買い手は購入価格や売却価格の損失を限定的にするために「安心」を買う
- 売り手は「チケット代」で儲ける
- オプション取引は統計的に売り手が勝つ仕組みになっている
以上が、本動画のまとめです。
オプション取引が分かりやすく理解出来たら嬉しいです。
ただ悲しい事に日本のオプション取引市場はまだまだ個人投資家には認知度が低く、実質的に個人投資家がネット証券会社を通じて自由に取引できる流動性の高い銘柄は「日経225オプション」「JGB先物オプション」に限られています。
一応、日本取引所グループの上場企業のうち個別株式のオプション取引可能な銘柄は、個別株式199銘柄、ETF12銘柄、REIT15銘柄(2021年03月01日時点)となっていますが、流動性が低く自由に取引できる環境ではないのです。
個人投資家に対する金融教育が行われないまま無知な個人投資家に対し「(非上場)投資信託」を売りつけ手数料を稼ぐだけの「悪しき金融業界の仕組み」のままではオプション取引は活性化されません。
下落リスクのある商品に「ヘッジ(保険)取引=オプション取引」を用意しないのは危険と言わざるおえません。
そのためにも一人一人がオプション取引を学び、個人投資家の金融知識を上げオプション取引に参加する事が市場活性化につながるのではないでしょうか。

みなさんの充実したマネーライフを応援しています!
Written by NAOMARU
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