皆さんこんにちは小市民投資家のNAOMARUです。
「お金が無くて困っている」「近々でお金が欲しい」と思っている人いませんか?
月末になるとどうしてもお金が足りなくなるって事ありますよね。
でも、お金が無いからと言って絶対にやってはいけない事があります。

結論から言うと次の三つはお金が無いからと言って安易に手を出しては絶対に行けません
- クレジットカードのキャッシング枠を使う
- カードローンで借りる
- 知人・友人からお金を借りる
特に上記2つのキャッシングとカードローンは「お金が無い」とネットを検索すると必ず上位に来る検索ワードです。
しかし、これに安易に手を出してしまうと更にお金を無くす状況を加速させるだけなので絶対にやってはいけません。
どうしてそんなことが言えるのか?
どうやったらこのお金が足りない状況を解決できるのか?
この疑問について解説していきたいと思います。
現在借金があり困っている人もその解決方法をご紹介しているのでぜひ最後までご覧ください。
- お金がない時に絶対にやってはいけない事
- お金が無くなる原因と解決策
- 即金性の高いお金を得る方法
- 借金をしている人の解決方法
お金が無い時に絶対にやってはいけない事3つ
クレジットカードのキャッシング枠を使う
クレジットカードは現金を使わない支払が出来るので、とても便利で身近なカードです。
しかしクレジットカードのキャッシング枠を使う事はクレジットカードで買い物をするのとはわけが違います。
なぜなら利息(貸付利率)はどのカード会社も最大18%と消費者金融並みに高く設定されているからです。
18%がどれぐらい高いかというと住宅ローンの固定金利で大体1.5%程度なので10倍以上の差があります。
100万円借りた場合18万円も利息でとられてしまいます。しかも複利です。
複利とは利息に利息が付く仕組みで時間と共にどんどん膨らんでいきます。
投資などプラスに働けば資産形成の最強の武器になりますが、マイナスに働いてしまうと一気に資産を減らすことになります。

投資で資産形成をする際によく基準とされる全世界株式の平均利回りが5~7%程度というのに比べると18%の金利がいかに暴利かがよくわかります。
少し借りただけと思っていてもいつの間にか膨らんでしまい返せなくなるという事が起るのです。
※複利に関してはこちらの記事もご参考ください。
さらにクレジットカードのキャッシング枠で危険なのは「リボ払い」に変更できることです。
リボ払いとは「毎月の支払額を一定額に決めることが出来る」支払方法です。
一見聞くと便利で安心なサービスに思えるかもしれませんが、これが借金地獄への入り口です。
一度リボ払いにしてしまうと返済額が分からず殆ど利息だけを毎月払って元金が減っていないという状況に陥ります。
さらに毎月の返済額が小さくなるので、元金大きさを気にしなくなり更に借金をしてしまう可能性もあるからです。
そうなると毎月払っているのに全然借金が減らない、抜け出せない状況になってしまいます。
なのでキャッシング枠は絶対に使わないようにしましょう。
カードローンを利用する
カードローンもクレジットカードのキャッシング枠と同じく絶対にやってはいけません。
ちなみに借金の即金性と利息には相関関係があります。
即金性が高い⇒利息が高い(カードローン・キャッシング)
即金性が低い⇒利息が低い(奨学金・住宅ローン)
このカードローンも「即日融資」という謳い文句があるように即金性がかなり高い代わりに利息がとても高いです。
金利はクレジットカードのキャッシング枠同様どれも最大18%と高くなります。
さらにカードローンが怖いのは消費者金融だけでなく大手銀行のカードでも行える点です。
大手銀行だから安心とは限りません、消費者金融なみに18%という高利率な利息を取ってきます。
また限度額の高さもかなり危険です。
クレジットカードのキャッシング枠は大体50万円程度で抑えられていましたが、カードローンの場合は500万円~1,000万円とかなりの高額です。
たまに住宅ローンと同じと考えている人もいますが、上記で示したように住宅ローンとカードローンは全くの別物です。
住宅ローンは低金利・長期返済を想定したものですが、カードローンは即時返済が目的のものです。
そのためカードローンは即金性が高く高利率なのです。
この高利率で100万円以上の借金をしてしまう事は返済が出来なくなる可能性がかなり高いので絶対にしてはいけません。
注意するべきことは利息が何%かという事。
住宅ローンのように1.5%ぐらいまでならばそこまで急いで返済する必要はない。
逆に3%を超えてくるようであれば返済を急ぐ必要がある。
知人・友人からお金を借りる
これは人間関係の話になってくるので一概にどうだとは言えませんが、人間関係にお金を絡ませるのはとても危険です。
お金は感情とは切り離して考えなければなりません。
いくら親しい間柄で口約束でお金を借りたからと言ってそれを踏み倒していいとは限りません、なぜなら個人間での借金にも民法および出資法、利息制限法が適用されるからです。
つまり法律で罰せられますし、しっかり利息も付けられるのです。
利息制限法では貸金業者同様、個人間での貸し出しでも以下の上限で利息が請求できます。
- 借入額が10万円未満なら年2割
- 借入額が10万円以上~100万円未満は年1割8分
- 借入額が100万円以上なら1割5分
また取り立ての方法など貸金業法で規制されている貸金業者と違い個人での取り立てはかなりグレーゾーンなので、貸金業者以上の取り立てを行われるケースも発生しています。
何より、そのような状況になった場合人間関係は崩壊してしまいます。
そんな事が無いように知人・友人からお金を借りることはやめましょう。
結論
お金がない時に借金するのは、お金を減らすスピードを速める行為であり逆効果です。
まず、なぜお金が足りなくなるのか原因を突き止める事が最優先です。
お金が無くなる原因3つ
収入と生活レベルがあっていない
お金持ちの基本は「生み出された資産の分だけ使う」ことです。
自分の生み出した以上にお金を使えば、お金が無くなっていくのは当たり前だからです。
そのためにも自分の「生み出すお金」と「出ていく」お金のバランスを把握する事がとても大事です。
お金持ちは常に…
生み出すお金>使うお金
それに対して常にお金のない人は…
生み出すお金<使うお金
と収入と支出のバランスが悪く、それを把握していません。
まずは自分の収入に対して支出のバランスがあっているか確認しましょう。
それには「QGS(クォーターグリッドシステム)」が有効です。
「QGS」とは自分の収入を4分割にして最適な支出はいくらかを把握する方法です。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
この「QGS」を使って自分の収入に対して支出を四分割にします。
- 固定費25%【住居・保険】
- 変動費25%【食費・光熱費・通信費】
- 貯蓄・投資25%【将来への貯蓄・投資】
- 自己投資25%【勉強・遊興費】
このように配分しどこかのセクターがオーバーしていた場合、そのセクターにお金を使いすぎているという事なのでそれを是正していけばいいのです。
中には生活水準が高すぎたと気づく人もいるでしょう。
そして自分の生活水準を維持したいのであれば副業や転職など収入の柱を増やす必要があります。
間違ってもそれを借金で補おうとはしないでください。
収入の範囲内で生活することが大前提です。
貯金ができない
お金のない人は往々にして貯金がありません。
なぜ貯金ができないかというと、お金を拘束する力が弱いからです。
銀行口座にお金が入っても毎月の支払や食費、遊興費を無制限に使ってしまい。月末になると全くなくなっているという事がよく起こります。
これを防ぐには先取貯蓄しかありません。
先ほどの「QGS」の記事でもお伝えしている通り、固定費、変動費、貯蓄・投資、自己投資と4つに分ける事が出来たならば必ずその金額を先に貯蓄してしまうことです。
そしてその予算の中で生活する事を心がけるのが重要です。
しかし資金拘束力の弱い人はこれだけではすぐに取り崩してしまいます。
そんな人のために口座を複数持つことをお勧めします。
銀行口座を複数持つことが面倒くさいと思うかもしれませんが、まさにそれが資金拘束力につながります。
例えば
- 固定費と変動費を担当する「生活費口座」
- 貯蓄・投資を担当する「資産口座」
- 自己投資を担当する「自己投資・遊興費口座」
このように口座を持って、先取貯蓄をしまうことによって予算が制限され、その中で生活するようになるのです。
食費や固定費などが制限されてしまいますが、自分への自己投資や遊興費が確保されているので生活の満足度を下げられることはありません。
生活水準に満足していない
「QGS」を使って出費を制限したり、もともとのお給料での生活がそもそも満足していないという人もいるでしょう。
そして欲しいものが買えないからカードでついつい買ってしまうとなると、日々の返済額が貯まっていくだけなので生活の向上はさらに遠のきます。
それならばお金の基本に戻って収入を上げる努力をしましょう。
副業や転職を考えてみる事をお勧めします。
転職は今の仕事が自分の好きな仕事・職場だったりとハードルが高いかもしれませんが、副業であれば今の時代は簡単に始められます。
しかし先ほどの借金の即金性と同じように副業や給料体系でも即金性と金額は相関しています。
即金性の高い仕事⇒報酬は安い
即金性の低い仕事⇒報酬は高い
やはり、早くお金が欲しい場合はどうしても安い仕事になってしまいます。また報酬が高いもの程、即金性が低くなってしまいます。
これが資本主義の悲しい現実ですが、常にお金を与える人の方が有利な条件になっているという事です。
なので、これを踏まえるとどうしても緊急でお金が必要であるならば即金性の高い安い副業で一時的にしのいで、それから即金性の遅い高報酬のものにチャレンジしていくという流れにしてみると良いでしょう。
次に即金性に合わせたお金の稼ぎ方をご紹介していきます。
お金を増やす方法5選
①質屋・買取業者で所有物を現金化する(即金性・高)
急場しのぎでとりあえずお金が無いと困るという場合は周りの物を現金化することが一番早いです。
特に江戸時代から続く質屋は庶民の現金化の王道手法でした。
質屋は自分の所有物を質屋に預けてお金を借り、もしお金が返せない場合は「質流れ」として預けた所有物を放棄します。
質屋のいいところは買取業者とは違い、お金が手に入ったら預けておいた品物を買い戻せるという点と借金が返せなくても借金が残らない点です。
質屋の使い方はこちら⇒大黒屋
もちろん、ネットオフなどの買取業者に所有物を売る事も可能です。
ネットオフの宅配買取サービスこちらの方が敷居が低いですよね。しかし、鑑定自体はアルバイトの人が設定に合わせて鑑定をするので、しっかりした鑑定値段になるかは不明です。
また即金性が高いので安く買い取られてしまう可能性もあります。
②フリマサイト・オークションサイトで販売(即金性・やや高い)
お金の無い人は往々にしてお金が掛かるものを購入している事が良くあります、身の回りの物を整理するつもりでフリマサイトなどで出品してみると意外にお金が手に入ることもあります。
買い手が現れるまでの時間や交渉と入金のタイミングがあるので質屋・買取業者より即金性は低いですが、交渉相手が利益目的ではないので高く売れるモノも多いです。
特に購入特典やイベントの入場特典など普通では手に入らないものなど以外にプレミアがついて高く売れます。
また他のサイトで安く仕入れてメルカリで売ったり、逆にメルカリで仕入れて他の販売サイトで売るという「せどり」で稼いでいる人もいます。
注意してほしいのは販売目的で中古商品を買い、中古として転売するには「古物商」という免許が必要になります。
フリマサイトはあくまで不用品販売(所持品を売る)という名目で行われているからです。
ちなみに新品を卸して新品として販売する「せどり」に関しては免許等は必要ありません。
③即金性の高いバイトで報酬を得る(即金性・やや高い)
即金性が高いバイトは一時的にお金が入るため急場をしのげますが、単価としては長期のバイトよりは安くなってしまいます。
それでも登録制など隙間時間で出来るバイトが増えているので副業として短期の報酬を得るには都合がいいです。
即金性が高く、すぐに始められるバイトとして有名なのに「Uber Eats」があります。
Uber Eatsの配達パートナーのメリットは何と言ってもその自由度です。
- 登録が簡単、面接や履歴書も不要
- スキルがいらない、自転車で配達できる。
- 仕事を受けなくてもいい、配達依頼をパスできる。
- 勤務時間に縛られない
- 報酬は週払いなので即金性が高い
その自由度の高さで最近は色んな人が隙間時間にUber Eatsを利用して報酬を得ています。
報酬の目安として1件の配達に大体15~20分程度かかり、500円くらい稼げます。
初心者のうちは2件で時給1,000円程度が相場ですが、道を知ってベテランになると時給1,500円~2,000円以上稼いでいる人もいます。
努力次第で結構稼げるお仕事ですね。
詳しくは公式ホームページへ⇒Uber Eats
この手の仕事のデメリットは自分の時間がとられるのと、スキルが上がらない事です。
配達は時間がかかりますし、その時間自分に費やすことが出来ません。
何年やっても特別なスキルが身につくという事はありませんし、自分自身が働いているので時間の切り売りになってしまいます。
継続的に続ける仕事というよりは急場しのぎで稼ぐ手段として考えておいた方がいいかもしれません。
④求人情報サイトで即日払いのバイトを探す(即金性・普通)
最近ではバイト探しのコンテンツも充実しています。
特に即日払いのバイトなど探せばいくらでも出てきます。
特に有名で使いやすい求人情報サイトが以下になります。
キーワード検索で「即日払い」など入力するとそれに見合った仕事が一覧で出てきます。
その中から報酬や条件を見て登録会社に応募します。
バイトの情報サイトなので即日働けるというわけではありません。掲載会社に応募してから仕事、支払いまでのタイムラグが発生します。
映画のエキストラや、イベントのスタッフなど様々なジャンルがあり自分がやってみたいと思える仕事が見つかるかもしれません。
即金性が低い分、時給換算で高い報酬が貰える仕事が多いのが特徴です。
しかし、雇用形態は掲載会社に依存するので、登録してみたはいいけど自分に合わなかったり、意外に拘束されて副業にならないという事もあり自由度は低めです。
⑤自分のスキルを売る(即金性・低い)
最近副業で高収入を稼ぐ一つとして流行っているのが、自分のスキルを活かした副業です。
ココナラ、クラウドワークスなど自分の得意とする技術を登録して仕事の依頼が来たらその仕事を受けて報酬を得るというスタイルです。
即金性は低いですが、どこかの会社に所属するわけではないので時間の拘束力はありません。
また報酬額を自分で決められるのも特徴です。
最初は自身が無く低報酬で仕事を受けておいて自信や顧客がついてきたら料金を上げていく事も可能。
また、スキルが無くても勉強しながら出来るので。
仕事をこなすごとにスキルが上達します。
ただし、スキルが無いと言っても始めるにあたっての最低限の知識や、設備投資が必要な場合もあるので、自分が出来そうなスキルを探して募集を掛ける必要があります。
おすすめは本業で培ったスキルを活用する事で、一から学んでやるよりも断然収入になる時間が早くなります。
以上のように、即金性の高く報酬の少ないもので急場をしのぎつつ、徐々に即金性の低い高報酬の仕事にシフトしていく方法がより収入の柱を盤石なものにしていくコツになります。
いま借金をしている人へ
最後に現在借金をしている方へ
上記でもお話したように借金の返済順位は利息です。
利息が3.0%以上である場合は即時返済を始めるべきです。
複利は借金を雪だるま式に膨らませるので高い利率の借金は放置せず即時完済に努め、それまでは欲しいものは控えましょう。
3.0%未満であればそこまで急ぐ必要はなく返済計画を立てて徐々に返済していけば大丈夫です。
それでも返済できないぐらい借金が増えてしまって困っている場合は債務整理も含めて法律の専門家に相談してみるという方法もあります。
債務整理
国が認めた借金減額制度で「過払い金請求」「任意整理」「民事再生」「自己破産」の4つがあります。
過払い金請求
本来支払う必要のないにもかかわらず、貸金業者に支払いすぎたお金のことを過払い金といいます。
その過払い金を計算し貸金業者に返還請求するのが過払い金請求です。
長い間返済を続けている人はこの事例に該当することがあるので、手続きをすることで返済額を減らせるかもしれません。
任意整理
任意整理とは、借金の減額や金利の引き直しなどを交渉することです。
毎月の返済金額を調整して生活に支障のない範囲で返済を行えるように整理することで、苦しい生活を緩和することができます。
またその中で過払い金の有無がわかることもあります。
他の手続きと違い、裁判所を通さずに貸金業者と交渉を行うのも特徴です。
民事再生(個人再生)
民事再生(個人再生)とは現在の借金返済が困難であると裁判所に認めてもらい、借金を減額してもらい3年~5年にかけて分割で返済していく手続きです。
借金の額が5,000万円以下の人は、最低返済額が最大10分の1まで減額される可能性があります。
※住宅ローンは除かれます
この制度の特徴は住宅などの財産を維持したまま借金の整理をすることができ、特定の職業につけないといったペナルティを受けることもないことが挙げられます。
自己破産
自己破産とは財産がないために支払いができたいこと裁判所に認めてもらうことにより、法律上、借金の支払い義務が免除されます。
住宅や車などの高価な財産は手放さなければなりませんが、今後の収入は生活費に充てることができます。
また戸籍に残ったり、会社(就職)に支障があったりということはなく、家族が保証人になっていない限り家族に影響が出ることはありません。
自己破産は「人生の終わり」ではなく「再スタートの出発地点」です。
債務整理を詳しくは知りたい方はこちら⇒アディーレ法律事務所
金融庁・多重債務についての相談窓口⇒金融庁
まとめ
いかがだったでしょうか。
お金がないからと言って安易にキャッシングやカードローンを使ってしまうと後々になってつけが回ってきます。
そうならないためにもお金を稼ぐ方法を身に着けておく必要がありますね。
では今回のまとめです。
- お金がないからと言って安易に借金をしない
- 借金で重要なことは利息。高い利息ほど早く返す
- 自分の収入に対して支出のバランスを考える
- 先取貯金と分割口座で資金拘束力を高める
- 報酬には即金性と報酬額で相関関係がある
- 借金が返済できなくても救済処置がある
お金持ちになるための大前提は稼いだ分だけを使う事。
そのためにも固定費・変動費などを見直しましょう。また収入の柱を太くする事を考えることがとても大事です。
それでも今現在、借金で苦しんでいる方は救済措置が必ずありますので絶対にあきらめないでください。
ちなみに借金は複利がマイナスに働くとお伝えしましたが、逆にプラスに働かせるのが「投資」です。
このサイトでは様々な投資への知識を発信していますので是非そちらもご覧いただいて、複利を味方につけましょう。
お金持ちになる第一歩です。

みなさんの充実したマネーライフを応援しています☆
Written by NAOMARU
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