リスクを抑えた投資信託の選び方

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リスクを抑えた投資信託の選び方

みなさんこんにちは小市民投資家のNAOMARUです!

今回はリスクを抑えた投資信託の選び方についてお話していきます。

現在日本で販売されている投資信託は幾つあるかご存知でしょうか?

その数5891本!純資産総額は145兆円にも上ります!

しかし中には手数料の高いぼったくり商品も多数あると言われています。

投資信託って怪しくない?

たくさんあり過ぎてどれを選んでいいか分からないわ

変な商品を買って損しないか心配

投資を始めたばかりの人はこんな事を考えてしまう人もいるんじゃないでしょうか、そんな方に投資経験者であれば必ず心得ている投資信託選びの鉄則をお教えします。

投資信託選びの鉄則

  • 銀行窓口の商品は買わない
  • 信託報酬は1.0%未満
  • 長期ではアクティブファンドはインデックスファンドに勝てない
  • ランキングを信用しない
  • 毎月分配型は買わない

なぜこのような事が言われているのでしょうか?

今回は投資信託を選ぶ際の注意事項や優良ファンドの見つけ方を解説していきたいと思います。

この記事でわかること
  • 投資信託の仕組み
  • 優良ファンドの見つけ方
  • 銀行窓口で売られるぼったくり商品
  • おすすめファンド5選

投資信託とは

投資信託を怪しい金融商品だと思っている方はまずその仕組みを知ることから始めましょう。

投資信託とは「信じて託す」という文字通りお金を預けて資産運用を託す商品です。

わかりやすい例えでいうと、自分ではいくつもの野菜を育てるのは難しいので農家の人にお金を払って育ててもらうというイメージです。

投資の基本は「分散投資」です。ただいくつもの個別株を持つことはリスクであり手間でもあります。そこで多数の株に投資している投資信託(ファンド)ごと買おうという仕組みです。

それでは数ある投資信託の中で何を見て私達の大切なお金を託せばいいのでしょうか。

投資信託を選ぶ際の3大要素があります。それが「インデックス」「手数料」「分配金」です。

インデックスファンドとアクティブファンド

ファンドの中でも、会社独自の基準や選定方法で銘柄を購入、運用するものを「アクティブファンド」といいます。それとは対照的に、ある一定の指数(例えば日経平均やS&P500)に連動するように運用するのが「インデックスファンド」です。

アクティブファンドはオリジナリティのある銘柄選定でインデックスファンドにリターンが勝る場合もありますが、短期的には勝てても長期の運用を続けると総合的にはインデックスファンドにトータルリターンで負け越すといわれています。

どんな優秀なファンドマネージャーがいたとしても指数に勝てるように長期的に運用することはプロでも難しいということです。

またもう一つの要因といわれるのが、高額な信託報酬です。

信託報酬とは

投資信託の手数料は「購入時手数料」と「信託報酬」として記載されます。

購入時手数料は文字通り購入時にかかるお金です。優良ファンドは無料のところがほとんどです。この手数料は購入時にかかるだけで以降はかかりません。

購入手数料と違い毎年掛かってしまうのが運用手数料である「信託報酬」です。

通常の優良なインデックスファンドの手数料は1%未満が普通です。

これは指数に連動する事を目指すだけなので機械的に銘柄を購入する為、費用を抑える事ができるからです。

例〉S&P500連動インデックスファンド手数料

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)=買付手数料無料信託報酬年率0.0968%

アクティブファンドはインデックスファンドと違い銘柄選定に人件費や調査費などの費用が掛かるため。必然的に信託報酬が高くなります。

特に1%を超えるものはその分リターンを上げなければいけないので負けてしまうことが多いです。

毎月分配型は注意

ぼったくり投資信託に多いのが毎月分配型です。

ぼったくり投資信託のメインターゲットは会社を退職した60代以降の年配の方が多いです。

これは老後の生活資金として年金とは別に分配金という不労所得が手に入ると安心だからです。

しかし、配当金とはふつう企業の利益剰余金から出されるものですが、投資信託の分配金は企業の利益とは関係なく一定額出されるものがほとんどです。

そうすると、利益が出なかった年も分配金を出さなければならない場合どこから捻出するかというと自身の持っている投資信託の資金から捻出されます。

これが続くと毎月分配金が支払われるものの、どんどん投資信託の価値が下がっていくということになってしまうのです。

つまり資産の切り崩して手元お金が入ってきているだけなのです。

なので投資信託の毎月分配型には注意しましょう。

そしてこのようなぼったくり商品「アクティブファンド」で「高額買付手数料と1%以上の信託報酬」「毎月分配型」を売っているのがどこか、それが銀行の窓口なのです。

銀行窓口の商品を買わない理由

上記でお話したように、銀行の窓口や証券会社の窓口では多数のぼったくり商品が存在します。

投資家の人間はその事を分かっているので、基本的に銀行や証券会社の窓口では商品を購入しません。

しかし、投資を始めたばかりの人たちはどうしても不安で銀行や証券会社の窓口で相談してしまい、そのまま進められた商品を購入してしまうことが多いようです。

では実際に某メガバンクで紹介している人気投資信託のランキングを見てみましょう。

順位ファンド名
(設定・運用会社)
1位グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)(愛称:未来の世界(ESG))
アセットマネジメントOne
2投資のソムリエ
アセットマネジメントOne
3グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)(愛称:未来の世界)
アセットマネジメントOne
4位ティー・ロウ・プライス 米国成長株式ファンド(愛称:アメリカン・ロイヤルロード)
ティー・ロウ・プライス・ジャパン
5位netWIN GSテクノロジー株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし)
ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント
6位グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(年2回決算型)(為替ヘッジなし)(愛称:未来の世界(年2回決算型))
アセットマネジメントOne
7位One NYダウ・インデックス・ファンド
アセットマネジメントOne
8位ノーロード
リスクコントロール世界資産分散ファンド(愛称:マイスタート)
アセットマネジメントOne
9位キャピタル世界株式ファンド
キャピタル・インターナショナル
10位ダイワ・US-REIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)
大和アセットマネジメント

そしてこちらはネット証券の大手「楽天証券」の投資信託買い付けランキングです。

ではメガバンクでのランキングで1位を獲得している「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)(愛称:未来の世界(ESG))」とネット証券会社、楽天証券の買い付けランキング1位の「eMAXISSlim米国株式(S&P500)」を先ほどの基準に照らし合わせて比較していきましょう。

実際に銀行ですすめる商品がどれほど危険な商品かがわかると思います。

実際に比較するには「目論見書」というものが必ずあるのでそれを参考にします。

運用方法の違いを見る

グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)(愛称:未来の世界)(以降「未来の世界」)の運用方法は下記のようです。

目論見書の「ファンドの目的」という項目を確認しましょう。

世界株式から定量スクリーニングやESG評価など様々な分析をして銘柄を選定しています。まさしく「アクティブファンド」ですね。

次に「eMAXISSlim米国株式(S&P500)」の方を見てみましょう。

こちらは「S&P500」の指数に連動した動きを目指す「インデックスファンド」です。

このようにインデックスファンドとアクティブファンドを見比べてみると運用方法の違いは一目瞭然です。インデックスファンドの方が簡単ですね。なのでこれが運用コストの違いにも出てきます。

手数料を比較する

手数料は販売時の手数料と運用時の手数料を考慮することは前述したとおりです。ではまず「未来の世界」から見てみましょう。

目論見書の「ファンドの費用」の項目を確認しましょう

購入時に3.3%、信託報酬で1.848%もの手数料が掛かりますね。

つまり100万円で購入すると、購入時で3万円以上、毎年1万8千円以上が掛かってくるということです。また、ここに記載されている手数料は名目なので、相場により実質的にかかる費用が変わる可能性もあります。

次に「eMAXISSlim米国株式(S&P500)」の方を見てみましょう。

購入手数料無料。信託報酬でも年率0.0968%と格安です。100万円を預けても年間1000円もかかりません。この差を埋めるにはかなりの好成績を出さなければならないので、アクティブファンドが長期的に勝てなくなるのが理解できます。

毎月分配型か確認する

毎月分配型は決算日を見れば確認することが出来ます。

今回1位になっている「未来の世界」は毎年7月14日と幸い毎月分配型ではありませんでした。

ちなみに「eMAXISSlim米国株式(S&P500)」は毎年4月25日が決算日です。

目論見書の「決算頻度」「決算日」を確認しましょう。

運用実績を確認する

今回一番驚いたのが、その運用実績です。

投資というのは過去の暴落時などの騰落率を見てどのくらいのドローダウンがあるのかを判断して購入するものです。そのため運用実績10年以上を見ておくとリーマンショックやITショックなどの歴史的暴落をシミュレーションできます。

■目論見書の「設定日」という項目を確認してみて下さい。

まずは「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」の方から見てみましょう。

「eMAXISSlim米国株式(S&P500)」の運用実績は2018.07.03と短いですが、基本的にS&P500の指数と連動する商品なので、S&P500の指数をもとにシミュレーションできます。

ちなみにS&P500設定日は1957とかなり古くから使われている指標なので、数々の暴落を経験してきた実績があります。

そのような実績があると下記の様な比較も可能です。

■目論見書の「年間騰落率および基準価額の推移」を確認しましょう。

目論見書の「ファンドと他の代表的な資産クラスとの騰落率の比較」を確認しましょう。

「年間騰落率」及び「基準価格」は直近5年間の基準価格の動きです。設定日が18年までなので、その前はS&P500の指数をもとに算出されてます。

また「他の代表的な資産クラスとの騰落率比較」はこのファンドが日本株や先進国株、債券など比べてどのくらいリスクとリターンがあるかを比較できる表です。大体リターンは日本株ぐらいでリスクは先進国株より低いことが分かります。

「年間収益率の推移」はこちらも18年以降はS&P500指数からの算出ですね。10年間で3回だけマイナスになりましたが、後はプラスの好成績ですね。ちなみに11年は「リーマンショック」20年は「コロナショック」ですね。

ところが「未来の世界」の設定日は明確に明記されていませんでした。

グラフや投資期間を細かく見ていくとどうやら2020年7月20日のようです。すごく最近ですね。

なので、上記の様なグラフを比較すると歪な形になります。

設定年数が短いため年間の騰落率の推移が全く分かりません。

またデータが少ないため「他の代表的な資産クラスとの比較」でもファンドのデータを提示できないでいます。

「年間の収益率の推移」も一年のみなので、これからどのように推移するかも分かりません。

このような実績がほとんどないファンドがランキングの1位になっている事自体が恐ろしく思います

とくに、2020年に「12.6%プラス」と大々的に謳っていますが、この時期は他のファンドは「コロナショック」でマイナスをつけているところがほとんどです。

このファンドが運用開始した2020年の7月と言えば株価はほぼど底で上がっていくだけの上昇トレンドでした。なのでパフォーマンスがいいのは当たり前です。

それをこの表からは読み取る事が出来ません。あたかも暴落時に12%以上のパフォーマンスを出したかのように見えてしまいます。

実際このファンドがどれほど暴落時にダメージを負うか未知数にもかかわらず1位になるほど売り込まれたというのはとても恐ろしいと思いました。

再度言いますが、銀行の窓口で商品を買ってはいけません。

ランキングを信用しない

以上の事から銀行が出しているランキングなど全く信用がならないのがお分かりいただけたでしょうか、ちなみに先ほどお伝えしたランキングに要注意事項を加えると下記のようになります。

順位ファンド名
(設定・運用会社)
ファンドタイプ購入手数料信託報酬毎月分配型運用実績
1位グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)(愛称:未来の世界(ESG))
アセットマネジメントOne
アクティブ3.3%年率1.848%無し2020年7月20日
2投資のソムリエ
アセットマネジメントOne
複合3.3%年率1.54%無し2012年10月26日
3グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)(愛称:未来の世界)
アセットマネジメントOne
アクティブ3.3%年率1.87%無し2016年9月30日
4位ティー・ロウ・プライス 米国成長株式ファンド(愛称:アメリカン・ロイヤルロード)
ティー・ロウ・プライス・ジャパン
アクティブ3.3%年率1.463%無し2019年12月27日
5位netWIN GSテクノロジー株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし)
ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント
アクティブ3.3%年率2.09%無し1999年11月29日
6位グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(年2回決算型)(為替ヘッジなし)(愛称:未来の世界(年2回決算型))
アセットマネジメントOne
アクティブ3.3%1.87%無し2018年8月1日
7位One NYダウ・インデックス・ファンド
アセットマネジメントOne
インデックス2.2%年率0.66%無し2019年5月29日
8位ノーロード
リスクコントロール世界資産分散ファンド(愛称:マイスタート)
アセットマネジメントOne
複合1.1%年率1.089%無し2018年5月25日
9位キャピタル世界株式ファンド
キャピタル・インターナショナル
アクティブ3.3%年率1.694%無し2007年10月29日
10位ダイワ・US-REIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)
大和アセットマネジメント
アクティブ3.3%年率1.672%あり2004年7月21日

上記のファンドタイプで「複合」というのは債権や株式を複合的にまとめたバランスファンドと呼ばれるもので、アクティブと変わりません。そう考えるとインデックスファンドは1商品しかありません。

しかも販売手数料2.2%も取られ信託報酬はランキング内では最安の0.66%でしたが、楽天証券に売っている同じダウ平均インデックスファンド「たわらノーロード NYダウ」であれば買付手数料なしで購入できますし、信託報酬は0.2475%です

また8位の商品はノーロード(販売手数料無料)と書かれているにもかかわらず目論見書を確認したらしっかり1.1%の買付手数料が明記されていました。

なぜこのように割高になってしまうかというと銀行が店舗営業なので家賃や人件費などがかかるからでです。よって手数料が安くて優良なファンドは売っても儲けが少ないため店頭に並ぶことはありません。

そのため運用実績の少ない新商品を出しては店頭で販売して手数料で儲けようとするのです。

逆に店舗の無いネット証券(楽天証券・SBI証券など)は固定費や人件費などが掛からないためそういった手数料を抑えることが出来るのです。

※上記の楽天証券買付ランキングすべてが買付手数料無料(ノーロード)

投資経験者が銀行や証券会社の窓口で商品を購入しない理由がお分かりいただけたでしょうか。

アクティブファンドの使い方

このように、目論見書をみるとそのファンドがどのような性質を持っているのかがよくわかります。

そして「ファンドタイプ」や「信託報酬」「分配方式」に絞って比較してみると優良なファンドなのかどうかも分かりやすくなったと思います。

投資始めたばかりの方はまず

「インデックスファンド」「買付手数料無料」「信託報酬1%未満」「毎月分配無し」の物をしっかり積立投資していけば問題ありません。

しかし、すべてが全て「アクティブファンド」を否定しているわけではありません。

実際にインデックスファンドよりも好成績を残したアクティブファンドもあります。ただ、それを資産形成のメインにするのはおすすめしません。

せめて運用資産の10%程度にとどめて、失敗しても資産全体に影響の出ない範囲で運用することをお勧めします。

投資方針を明確にする

また自分の投資方針も明確にしておきましょう。

資産増大を目的とした運用なのか、それとも毎月の配当金で生活を少し楽にしたいのかによって投資商品も変わります。

資産形成(増大)なら…インデックス投資信託・配当再投資

資産形成についての話は下記の記事でもご紹介してます、あわせてお読みください。

毎月配当金が欲しいなら…高配当ETF・REIT・債権ETF・優先株ETF

ETFは投資信託とはちがい、利益に応じて配当金の金額が変わる為、資産価値が目減りすることはありません。また債権は値動きが少なく、株式と逆相関の動きをすると言われているため株式のヘッジ商品とされています。

まとまったお金があるのであればこちらを利用してみるのもいいでしょう。

おすすめ投資信託5選

最後に、そんなこと言っても多すぎる商品から選べない!という方にお勧めの商品をご紹介します。

今までの「インデックスファンド」「販売手数料無し(ノーロード)」「信託報酬1%未満」「毎月分配無し」という項目をクリアしたものを厳選しています。

※以下の商品は利益の保証や元本割れを保証するものではありません。すべての商品に元本割れのリスクがあります。投資の世界で商品選定はあくまで自己責任です。

商品名ファンドタイプ   連動指数販売手数料 信託報酬   毎月分配
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)インデックスS&P500無し年率
0.0968%
無し
たわらノーロード先進国株式インデックスMSCIコクサイ・インデックス無し年率
0.10989%
無し

eMAXIS Slim新興国株式インデックス
インデックスMSCIエマージング・マーケット・インデックス無し年率
0.187%
無し
<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンドインデックス日経平均無し年率
0.154%
無し
iFreeNEXT NASDAQ100インデックスインデックスNASDAQ100無し年率0.495%無し
楽天・全世界株式インデックス・ファンドインデックスFTSEグローバル・オールキャップ・インデックス無し年率0.132%無し

どれも販売手数料無料で信託報酬も格安です。

また連動指数は昔からある指数なので、過去の暴落のデータもきっちり確認できます。

必ず目論見書を確認して自分の投資スタイルに合った投資信託をメインに据えて資産形成をしていってください。

以上!

みなさんの充実したマネーライフを応援しています☆

Written by NAOMARU

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