新車は買うな⁉税金と保険でみる車の出費

投資情報

みなさんこんにちはNAOMARUです。

今回は支出の中の「固定費」で大きな金額が必要な「車」についてお話していきます。

車は必要だし、持ってないと不便だから節約しようがないよ

確かに、地方に住んでいる方など1家に1台どころか1人1台という場合もあります。

しかし、車は毎月の固定費の中でも大きなウエイトを持ちます。

こちらが車を所有した際の支出の例です。

車の主な出費

例)20~70歳の50年間、車を所有した場合

  • 車体代金:1750万円(7年に1回程度買い替え)
  • ガソリン代:520万円
  • 保険代(自動車保険、車両保険):490万円
  • 駐車代:720万円
  • 自動車税、自動車重量税(車検時):470万円
  • その他消耗品費

合計4000万円はかかると言われています!

このように車を所有するという事はかなりの「負債」を抱えることになるのです。

結論から言うと、資産形成の段階でこの「負債」を持つという事は資産形成を一気に後退させかねません。

そこで…

NAOMARU
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今回は車を購入する事でどれくらいお金が出ていってしまうのか。

不必要な保険など、無駄な出費をしていないかをご説明します。

あなたの新車への考え方が変わりますよ!

この記事でわかる事
  • 車を「負債」にしない買い方
  • 新車を買わない理由
  • 本当に必要な車の保険について

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車が負債になる理由

貸借対照表に照らすと車は「固定資産」に位置しますが、それがどのくらいの金額なのかで「負債」にもなりえます。

それはリセールバリューの考え方で見ると良くわかります。

リセールバリューとは「売却時の価格」です。

これが購入時の価格より安くなってしまう場合は「負債」になってしまいます。

購入価格売却価格差額
(実質の負担額)
中古のフェラーリ2000万円1900万円100万円
新車のアルファード700万円600万円100万円
中古の軽自動車50万円30万円20万円
新車のプリウス300万円150万円150万円

賢い人はリセールバリューを考えて良い車を買って高く売る事で実質かなり安い金額で乗り継いでいることになります。

車は購入して3年もすれば価格は半分になってしまう代物なので、やはり新車購入するのはリセールバリューの考え方から言ってもお得ではないのです。

「資産」とはお金を生み出すもの、お金が流れ出してしまう物は「負債」になります。

つまり新車の車を買う事はかなりの負債を買う事になりえるのです。

もし生活になくてはならないものであるならば中古車で充分ではないでしょうか。

また、車を買う事でお金が流れ出すもう一つの要因として「税金」があります。

車にかかる税金の種類

車を購入することでいくつかの税金がかかってきます。

その税金は購入後も続くものがあるので、しっかり理解しておく必要があります。

引用:Gulliver

≪自動車税/軽自動車税≫

1年に1回、4月1日時点の所有者が支払い、排気量に応じて課税されます。

※2019年10月の税制改正により、購入時期によっても税額が変わることになりました。

引用:Gulliver

≪自動車重量税≫

自動車重量税は車の重さに応じて課される税金です。

購入からの経過年数によって税額が異なります。

自動車重量税の税額

(自家用乗用車の場合)

  • 車両重量0.5tごとに4,100円/年(新車~12年)
  • 車両重量0.5tごとに5,700円/年(13年~17年)
  • 車両重量0.5tごとに6,300円/年(18年~)

(軽自動車の場合)

  • 車両重量に関わらず3,300円/年(新車~12年)
  • 車両重量に関わらず4,100円/年(13年~17年)
  • 車両重量に関わらず4,400円/年(18年~)

≪環境性能割≫

車の購入時に支払う税金で、中古車を購入する場合も対象です。

購入する車の環境性能によって税率が異なります。

引用:Gulliver

≪消費税≫

税率10%でかかってきます。

車自体が高額な為10%でもかなりの金額になります。

また車体だけにとどまらずナビや車載カメラなど付属品、販売手数料などにもかかってきます。

購入時に必要な税金
  • 自動車税
  • 自動車重量税
  • 環境性能割
  • 消費税
継続的にかかってくる税金
  • 自動車税
  • 自動車重量税

以上のように車を購入するだけでも数十万、数百万とお金がかかる上に税金も継続的に取られ続けます。

ここを見直すだけで生涯数千万円もの節約になるので押さえておきましょう。

確かに、車が無いと不便ではあります。

特に地方の人など、車が無いと買い物も不便ですし移動にも時間が掛ります。

ただ、新車である必要はありません、中古でも十分車は走ります。

この「必要」「不必要だけど欲しい」では持っている意味合いが随分変わります。

ここで注意してほしいのは車は新車が全てダメというわけではありません。

それがその人の人生にとって生活を豊かにするものであるならば新車でも構わないのです。

新車を購入する事で精神的に安定するなど、車が趣味だというなら買うべきだなのです。

つまり物を購入する際は次のことを意識してみましょう。

「消費か?浪費か?」です。

生活に必要なもの⇒消費 生活に不要、でも欲しい⇒浪費

そのうえで新車が生活に必要であれば消費だし、新車が生活に必要でなければそれは浪費です。

それを踏まえたうえで購入を考えましょう。

もし、趣味や仕事で使うというのでなければ、できるだけマイカー以外の移動手段を考えると車を所有する必要がなくなります。

≪マイカー以外の移動手段≫

  • 公共交通機関
  • レンタカー/カーシェア
  • タクシー
  • 家族でシェア

最近は全てこみこみのサブスクリプションサービスも開始されてより身近になりました。

引用:KINTO ONE

またすでにマイカーを購入している方にも節約できるポイントがあります。

それが「保険」です。

車両保険はいらない⁉

結論から言いますが、基本的に「車両保険」は必要ありません。

なぜならばとても使いにくい保険だからです。

自賠責保険に加入さえしておけば、無理に車両保険の特約などをつける必要はありません。

確かに車両保険が無いと修理の費用が不安という方もいると思います。

その場合は保険の基本戻って考えましょう。

≪保険の役割≫

確率(低)確率(高)
損失(小)貯金で備える貯金で備える 
損失(大)保険で備える! 近づかない

そもそも保険は低確率×大損害の事に備えるものです。

車両の修繕は確かにお金がかかりますが、損害賠償のように一度起こってしまうと家計が破綻するような事はありません。

しかも車両保険を使って修繕すると等級が下がってしまい毎月の保険料が上がります。

引用:三井住友海上

とても使い勝手が悪いんですね。

であるならば、自賠責保険に車両保険は付けづにその分を貯蓄に回しておく方が効率的です。

自賠責保険(対人対物保険)⇒必要 ※強制加入です

車両保険⇒不要

以上、固定費の大きい「車」についてご説明しました。

各ご家庭の事情もあると思うのでこれといって断言はできませんが、節約の見直しとして参考になっていただければ幸いです。

また、「保険の原則」「必要=消費」「不必要だけど欲しい=浪費」の考え方は車に限った考え方ではないので、自分が欲しいと思ったらぜひ照らし合わせて考えてみてください。

きっと判断材料の手助けになってくれるはずです。

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Written by NAOMARU

もっと詳しく知りたい方は

≪参考書籍≫

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